稲刈りの支度せわしき村の朝


手塩にかけて育ててきたお米が、けさ無事に収穫のときを迎えました。

7月にわたしが戦線離脱してからは草刈りや水の管理など妻が全面的にカバーしてくれたので、まさに二人三脚の結晶です。


待ちに待った、お米の収穫!

今年は、田植えや稲刈りは営農組合のオペレーターさん(といっても村の顔見知りですが)にお願いしています。

「日照りの具合を見計らってしていくけど、たぶん月曜か火曜あたりになると思う」

と聞いていたので、月曜は予定を入れず朝から待機していました。

というのも、田んぼの持ち主は、機械が入りにくい四隅を事前に手刈りしておくことに加えて、当日も機械の刈り残しチェックや藁の運搬などサポートが必要だからです。

もちろん、わたしは実作業は妻まかせです。

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そんな訳で、稲刈りの日は、「次はどこや?」とみんなそわそわしているのです。


思いがけず、私のところの田んぼが一番手で、9時半ごろにコンバインに乗ったオペレーターさんが登場。

「今からやるで~」と声をかけてくださり、さっそく作業が始まりました。

作業は、基本的に2人1組です。

コンバインいっぱいに籾がたまったら軽トラの背に入れて、籾の乾燥~籾すりを行う南小田のファームへ軽トラで運搬する。

この役割を時折交代して、2人で行います。

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田んぼは名刺がわり?

それにしても、みなさん、ひとの田んぼをよく見てます。

「●●さんとこのは、肥料のやり方が良かったんか、よう育ってはるわ」

「〇〇さんところは、背は低いけど穂がようついとる」

どこの田んぼを誰が管理しているかは共有情報なので、作り方の変化や日照条件など、お互いのことをおどろくほど詳細に把握しています。

手を抜き始めたら、すぐさま誰かから指摘されそうです。


稲刈りは村の一大イベント

5月の田植えの日もそうでしたが、稲刈りのこの時期、大河原集落を東西に抜ける県道は、農家を中心に田んぼを行き来する人でひときわ賑やかです。

「▲▲さんの2枚をやり始めたんやったら、うちは15時ぐらいかいな」

「あそこはじゅるい(ぬかるんでいる)から時間掛かりそうやのう」

と、リアルタイムに情報交換が行われます。

米作りは、年度はじめの育苗用ビニルハウスの準備を除いて、作業が隣保単位のスケジュールとなっているため、節目節目で隣保の一体感があるなぁと思います。

初日は、わたしたちの田んぼからはじまって3~4軒分。

最後の1軒に掛かっていたのは日が暮れる手前でした・・・。

オペレーターをはじめ、先輩方には本当に頭が上がりません。

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新米は週末までには手元に届く予定です。今から待ち遠しいです!


今日の一句

稲刈りの支度せわしき村の朝

いねかりの したくせわしき むらのあさ

季語:稲刈り(秋)

当日はカラっと晴れ渡り、絶好の稲刈り日和。

「そろそろ、うちの番やろか」と、草刈鎌を手に村人が慌ただしく歩き回っていました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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