客人の背の照らされて柿紅葉

今年大量の実をつけた甘柿の木が、紅葉してきました。 晩秋になり色づいてくる柿の葉を、「柿紅葉(かきもみじ)」といいます。 かつて中国において、紅葉に詩を書いてせせらぎに流すという風習が存在し、そこから...

狂宴の後の静けき村祭

秋祭りのシーズンがやってきました。 春の祭りは「豊作祈願」、秋の祭りは「収穫への感謝」が本来の目的と言われています。 都会で暮らしていた時には今一つピンときませんでしたが、今年はその意味を実感します。...

亀虫の誘い出されし陽の溜まり

「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」という池田澄子さんの有名な句がありますが、何の因果でこの身に生まれてきたのかと日々哲学している生き物のひとつが、カメムシではないでしょうか。 カメムシの種類 カメム...

住まい継ぐ夫婦迎えて柿たわわ

築150年の家屋で暮らしはじめてから、ときどき不思議なことが起こります。 肥料もやらずほったらかしにしていたのにキュウリが大量に生ったり、小鳥が一斉に鳴き出すと、きまって良い出会いや知らせがあったり。...

アルパカや何食わぬ貌涼新た

『ヨーデルの森』って、ご存じですか? 神河町猪篠にある農業公園で、アルパカやカピバラなど色々な動物とのふれあいや、園内で作っているヨーグルトやソフトクリームを楽しめるほか、パン作りやピザ作り等のワーク...

爪の端に重み残して赤蜻蛉

長谷では、9月20日から稲刈りが始まりました。 稲作の肝は、「水」。名水で有名な神河町のお米は美味しいと言われています。 実際、近所の方からコシヒカリを買っていますが、ふっくらしてとても美味しく感じま...