夕焼の中に小さき生家かな

心象風景としての「夕焼け」 ※書き下ろし 「夕焼けがない(見えない)」 ここ、神河町に移り住んでしばらくしてから気づいたことです。 山あいの谷に位置するため、夕暮れ時になると太陽が西の山影に隠れてしま...

野あやめや廃村の名の消火栓

消防団の現在。 ※書き下ろし 「消防団といえば、操法大会」 そんなイメージもあるかと思いますが、神河町では今年から町大会が廃止されました。 コロナ後の再開を挟んでの決定。団員の減少や大会ルールに合わせ...

颱風の来て沖縄の民の立つ

秩序をゆさぶるもの。 ※書き下ろし 先日、日本列島に台風が接近していました。 こちら播磨地方には大きな被害はありませんでしたが、進路にあたる地域で災難に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。 ...

麒麟棲む土にアイスクリーム落つ

日常から、首を伸ばす。 ※2023年7月24日の記事を解説版に書き換えました。 俳句の世界においては、自句自解=自分の句の意図や背景を自ら説明することは御法度と言われています。 あくまで読者の想像に委...

亀虫の骸からりと回りけり

カメムシは、最期に何を想う? ※2022年10月9日の記事を解説版に書き換えました。 長谷の夏は短い。 眩しさの中で肌がしずかに灼ける5月の田植えシーズンから気温が上昇し、湿気対策に追われる梅雨時期を...

マフラーを外し都会の贄となる

若者たちの羽根 ※新規作成記事 10年ほど東京にいました。 ミュージシャンに憧れ、どうしても東京に行きたくて、親を説得するために高3の夏に一念発起して大学進学を決意。あとがないという焦りで寿命を先食い...