手探りの新フォーマット。
記録を兼ねて句をアーカイブしてみる試みです。
「持続的なくらしとしごと」を追いかけて
降る雪や明治は遠くなりにけり
中村草田男が立ちはだかる、ある種の呪縛をもった上五。
草田男の句は、「明治」という具体的な区切りを設けることで、時間というものの奥行きが増幅されています。淡く濃く、ときにさらっと、ときにじんわりと。降る雪のあいまから望む、遠い記憶・・・。
仕事の必要に迫られたことから、「サステナビリティ経営」についていま猛勉強しています。
教科書や紙資料、関連書籍、グローバルな指標の扱い方をめぐる文書 などなど。
膨大な情報と連日格闘していて、頭のどこかをずっと掴まれているような感覚です。
そんな中、ふと頭に浮かび、頭の中でリフレインしている表題句。
「いやいや、それは無いでしょ」「そうはいうけど、逆に・・」と自分会議が始まり、これまた頭痛の種に。
(「無駄」は禁句です!)
今だからこその”ライブ感”もあり、おそらく発表することはないであろうという主観的フィルターも通した上で、置いておくことに決めました。(立春を過ぎましたが、当地は昨日今日と薄く雪が降っています)
これで少しでも頭の中を軽くできるといいのですけど。
さぁ、勉強勉強。
今日の一句
降る雪やサステナビリティとは何か
ふるゆきやサステナビリティとはなにか
季語:雪(冬) 未発表句
※ウェブコンテンツの特性をふまえ、きごさい歳時記へのリンクにしてみます。季語・季題の解説はそちらをご参照ください。