持ち越しの夢携えて年新た


新しい年を迎えて。

姫路青門の新年役員総会に出席してきました。


初参加の役員総会

「役員総会」に出たといっても、出世して役員になった、なんていう話ではありません。

約180名の会員のうち、幹部や役員のほか各句会の代表者が集う催し

神河町の句会の代表をわたしが今年務めている関係で出席させていただきました。


会場は、姫路駅前の杵屋。

会計報告や事業計画について協議がなされたのち、懇親の食事会となります。

全体句会でも同様ですが、男女比はおよそ1:9圧倒的にお姉さまが多いです。

年齢層はご想像のとおりシニアが中心で、いわゆる”後期高齢者”も少なくありません。

ベテランの先輩方が健康を理由に引退、あるいは他界されるなどして、ピーク時には約400名を数えた会員数が年々減っていることが結社全体の課題となっています。

若い人もなかなか増えず、物理的に維持するのが難しくなり解散する句会も出てきています。


俳句プリンス登場!?

そんな中、わたしの存在はまさに異色。

なんとなく”空気”は感じていましたが、懇親会でお隣になった方とお話し始めると、周りがそわそわ・・・

 

「お若い方ね。どちらの句会?」

 

「まぁ!誌面で見て知っていただけど、山口さんってあなただったの」

 

「こんなに若い方が入ってきてくださるなんてねぇ」

 

「若いのにお上手やと思ってたんよ」

 

食後のコーヒーが運ばれてきた際には、なぜか大御所の先生が

「若い山口さんからどうぞ」

「いえ、とんでもありません。○○(下の名前)さん、先に召し上がってください」
と遠慮すると、

「○○さんですって!!」

「名前も覚えてもらって!良かったわねぇ」

と黄色い歓声のオンパレード。

最後には、

「ぜひ一度うちの句会に来てもらえないかしら」

と、社交辞令ではない真剣なまなざしで複数の句会からラブコールを受けてしまったのでした。


正直に言って、もう少し生活が落ち着いていたころは俳句にかなりの情熱と時間を注いでいたのですが(1日4~5時間句作に充てる日もありました)残念ながら、今は大幅にペースダウン。

毎月句会に提出する7句と、このブログ用の句を作るだけで精一杯なのが現状です。

「お気持ちは本当にありがたいのですが・・・」

と丁重に遠慮させていただくほかなく、名残惜しそうな先輩方のお見送りで会場を後にしたのでした。


仕事や地域の活動が慌ただしくなり、当面は若手会員として粛々と参加できたらと思っていたので今回のことは本当に想定外。

いったいこの先、俳句、そして俳句結社と、どう向き合っていけばよいのか。

新たな悩みが生まれてしまいました。


今日の一句

持ち越しの 夢携えて 年新た

もちこしの ゆめたずさえて としあらた

季語:年新た(新年)

役員総会の数日後に行われた新年句会で発表した句です。

旧年実現しきれなかった目標や夢に、心機一転また取り組んでいきたいと思います。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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