日に日に深まる、ヤギのメエちゃんとの絆。
二人きりのお留守番、良い経験になりました。
はじめてのお留守番 with パパ
妻が家を空けることになった週末。
(セレブな奥様に招待されての高級リゾートツアー!)
当然ながら、こんな時にいちばん気にかかるのは不在時の食事です。
まさに「死活問題」なので、料理のありかや加熱方法等の入念なチェックは欠かせません。
そして今は、メエちゃんの存在があります。
日中の過ごし方や夜間の対応など、妻がより熟知していることをレクチャーしてもらいました。
迎えた当日。
事務所でパソコンを触っていても、いつも以上にメエちゃんのことが気になります。
「散歩いく?」
柵を開け、田んぼの畦や道路際の草場で食事タイム。
あるいは、裏山の入り口の散歩。
また事務所に戻る。
連れて行く。
そんな感じの行ったり来たりであまり日中の作業は進みませんでした。
夜は、わたしたち夫婦は母屋で過ごします。
小屋を作ってみたり場所を移動してみたり、メエちゃんの住まいづくりに腐心してきたものの、結局落ち着いたのは「母屋の台所近くのガラス窓際」。
遊具のように適当に置いていた木のリンゴ箱の上が定位置です。
人の気配が感じられて落ち着くから?
猿や鳥が出没する裏山を見渡せる位置だから?
解明が期待されるばかりですが、寒い日も雨の日も、夕方以降は基本的に木箱の上にずんぐりと座っています。
不思議なのはこの後の行動。
家の中から近づくと、ちらっとこちらを振り返ったのちに
「いち、にの・・・さーん!」
という感じでおそるおそる木箱から飛び降ります。
次の瞬間、小さいほうの用を足します。
木箱ポジションに限らず、こちらの存在を確かめてから「おしっこモード」に入ることが少なくありません。
無防備なところを襲われないようにする、動物の本能でしょうか。
今日の一句
沈黙を 沈黙のまま 冬の星
ちんもくを ちんもくのまま ふゆのほし
季語:冬の星(冬)
もの言わぬ家畜と人、それぞれにぼんやり遠くを見つめる時間。
澄んだ冬空には、きらりと星が輝いていました。