対処が遅くならないうちに。
歴史を感じる、家の裏の石垣を改修しました。
崩れるのは時間の問題!?石垣修復プロジェクト
暮らしの中で、悩みの種は数あれど。
”生命の危険”とも言えるのが、家の裏の石垣が崩れかかっていたこと。
かつての道路沿いに高々と積まれた石垣が、ツタの生育などに押されて少しずつ腹がふくれた状態に。
住み始めた当初はちょくちょく登って手入れもしていましたが、ツタを引っ張った時に足元の大きな石がゴロリと崩れ、あわやという経験も。
そして昨年7月の豪雨・・・。
ツタの生育も止まることなく、あとは年月の問題という状態。
今回、納屋を解体したことで重機が入れるようになったため、今のうちに石垣を直そう!ということになったのでした。
まさに「プロの仕事」!
依頼したのは、地元でおなじみの建設会社さん。
石屋さんとのタッグです。
ピンと張った糸のラインに合わせて石を手積み。
強度を保つために、その隙間に生コンを流し込む。
「え〜、もうそんなところまで!?」
日に日に石垣の形が変わっていくのは壮観でした。
そして、完成したのがこちら!↓
見るたびに惚れ惚れする仕上がりです。
「お前らが生きとうあいだはこれでらっきゃ(大丈夫の意)」
親方の白い歯が光りました。
今日の一句
石垣を四角に覆ひ秋の雨
いしがきをおおうシートや あきのあめ
季語:秋の雨(秋)
雨の日は、石積みの作業が中止。
職人さんの手できっちりと貼られたブルーシートに守られて、しばしのあいだ休む石垣でした。