kajiyanoとして、はじめてのメディア取材。
思わぬ反響と気づきがありました。
神戸新聞に掲載
この週末は、消防団の研修旅行でした。
長谷から特急はまかぜに乗り、神戸で1日目。
2日目は大阪へ移動。
各地の消防団員と連携して器具の確認や訓練を行い、研鑽を積みました。
(嘘です。日頃の慰労のための旅行です)
ホテルで目を覚ます朝。
母親からLINEが来ていました。
「神戸新聞に載ってるよ!」
実は先週取材していただいており、そろそろ掲載されるタイミングでした。
地域欄のカラー写真付き記事。
妻に画像を転送したら、「大きいな!(笑)」と驚いていました。
神戸新聞は、地域ではおなじみの新聞です。
掲載直後、さっそく複数の電話問い合わせがありました。
「ええことされとってや」(87歳男性/他町)
「長谷でそないなことしとんやね」(推定70代/女性/町内)
「お弁当作ってはるんやったら販売所で扱わせてもらえへんやろか」(推定70代/女性/町内)
などなど。
「神河町で初のコワーキングスペース誕生」という派手な(?)見出しにもかかわらず、ハートウォーミングな問い合わせが続いています。
その中でおひとり、「かじやの」という名前に感激して連絡をくださった方がおられました。
「かじやのいう名前見て、懐かしいなぁ思って連絡さしてもらったんよ。おじいさんにはよう世話になってね。貫禄のあるすごい人やった。かじやのいうたら、この地域では立派なブランドです。頑張って」
妻もわたしも最初はあまりピンとこなかったのですが、長谷で暮らす中で、この家が地域のシンボル的な存在だったことを知りました。
(もちろん、立場にもよって色々な評価があるとは思います)
江戸末期から続く上に新たなものを築きたいという想いで「kajiyano」と名づけましたが、自分たちが考えている以上に、それは特別な意味を持つ名前。
「かじやの」の歴史と名前に恥じない場所にしなければ、と背筋が伸びる思いです。
ご先祖の皆さま、どうご覧になっておられるでしょうか。
今日の一句
粕汁を 啜りて語る 未来かな
かすじるを すすりてかたる みらいかな
季語:粕汁(冬)
盛りだくさんの旅行を経て、久しぶりに感じるわが家。
「今まで以上に頑張らなあかんなぁ」と語りつつ、妻のお手製粕汁をすすりました。