読初の函やはらかく置きにけり


2022年のテーマは「再始動」。

学びを深めながら、「俳句と人生」について考え直しています。


ブログコンセプトの変遷(「暮らしのアーカイブ」から「俳句ブログ」へ)

俳句の実作をはじめたのは、2014年の夏。

「暮らしのできごとを中心に、オリジナルの俳句作品と絡めて綴る」

そんなコンセプト(思いつき)で始めたのがこのブログでした。

・・・”卒業”の雰囲気が漂う書き出しですが、そんな内容ではありませんのでご安心?を(笑)

当時は、今よりはるかに時間がありました。

社会的に一度リセットされた=「社会的に自由」であるといっても過言ではない状態。

また、都会の生活を経験してから田舎の暮らしに飛び込んだことで、新鮮なインプットが豊富に。

今思えば、俳人としては望ましい生活だったともいえるかもしれません。

その生活環境自体を伝えることにもいくらかの価値はあるのではと、自分なりに持続的でメリットもある形を考え、2014年9月にブログ「原点諧記」を開設。

当初のコンセプトは「暮らしの原点をありのまま伝える」こと。ある種の記者魂や民俗学的探求心にも裏打ちされたものでしたが、さまざまなイメージを帯びてきた自分の名前で発信すべき対象なのかどうか、という迷いが年々強まってきたのは事実。考えた結果、ブログのタグラインについては、一度シンプルに「山口貴士の俳句ブログ」としたのでした。

「俳句ブログ」の今後

俳句作者としては、その間も所属結社や超結社句会の皆さんにご指導賜りながら、成長しているのかしていないのか実感が持てないながら、学び直しつつ粛々と句作を続けています。

よりすぐれた俳句作りへの道は、結局は「学ぶ」あるいは「まねぶ」こと。

芭蕉の時代から、正岡子規や虚子の”改革”、新興俳句とのせめぎあいを経て現在へ。

「学ぶべき句」は、日々増え続けています。

知れば知るほど、

「俳句とは何か?」

「なぜ俳句をつくるのか?」

という問いが深まり、ある面では身動きがとりづらくなる。

翻って、自句の解説も含めた「俳句ブログ」というフォーマットはいかがなものか?などなどと疑問も浮かんできます。

十七音という短詩形は、読み手に委ねるからこそ、無限といえる広がりを保つことができるという面がある。だからこそ、自句自解は、その広がりを狭めることにつながり、価値を限定する行為でもある。

けれど、解説がないと俳句に関心のない人や初心者には意図が伝わりづらい。

なかなか難しいところです。

(こんな話に日々付き合わされる妻には同情が集まりそうです・・・)

これまでのコンセプトで引き継げるところは引き継ぎながら、俳句を中心にした内容にシフトしていけたらと考えています。


今日の一句

読初の函やはらかく置きにけり

よみぞめのはこやはらかくおきにけり

季語:読初(新年) 未発表句

※ウェブコンテンツの特性をふまえ、きごさい歳時記へのリンクにしてみます。季語・季題の解説はそちらをご参照ください。


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