冬がやってきました。
古民家の寒さと向き合いつつ、自分たちの暮らし方を工夫していこうと思います。
長谷の冬をいかに過ごすか
神河町は、ウサギ型の地形をしています。
両耳の先端に向かうにつれて狭あいな地形になっており、日照時間も短くなります。
西側の旧大河内では、わが「大川原」と「川上」、東側の旧神崎では、「新田」「作畑」あたりが神河町の中で特に寒さが厳しいエリアといえるのではないでしょうか。
(寒暖の差があるほど、お米は美味しくなると言われています!)
逆に、南にくだるにつれて地形はなだらかになり、日あたりも良くなっていきます。
実際、となりの本村集落へ向かうだけでも、集落の境目あたりから、ぱぁっと地形が開くような感じがして、体感できるほど気温が変わります。
寒さをしのぐ上でいちばん効率的な方法は、自然の力を借りることでしょう。
その点、日が昇るとともに外しごとに出て、日没とともに帰るという村の先輩方のリズムはとても理にかなっていると思います。
わたしたちの場合は仕事もあり毎日そうはいきませんが、なるべく外で過ごす時間を増やす、外でも出来るデスクワークは外でするということを心がけています。
それにより、体がこわばることなく作業がはかどるだけでなく、暖房や照明の使用を控えることができます。
「移動のガソリンがもったいない!」
と思われた方は、保温性の高い車内で過ごすのもオススメのecoスタイルです。
田舎のホームセンターでは定番!?のお役立ちアイテム
とはいえ、日が落ちてからが問題です。
昨年の冬、我が家には2つの救世主があらわれました。
ひとつは、お世話になっている方から(見るに見かねて?)贈って頂いた、TOYOTOMIの石油ファンヒーター。
そしてもうひとつは、コタツホースです。
コタツホースの存在を知ったのは、去年の冬。
とあるお家におじゃました際に、ヒーターの送風口から自作のホースを引き込むことで、部屋の大気とコタツ両方をあたためる一石二鳥の仕組みを見せていただき、そのあたたかさにびっくり!
「このへんやったらホームセンターで既製品が売っとるよ」
と教えていただき、さっそく神崎のナフコでゲットしたのでした。
心強い相棒たちではありますが、日常使いしていると灯油をはげしく消耗します。
過ごす場所や着るものを工夫して、なるべくコンパクトに冬を過ごしたいと思います。
今日の一句
居処を 小さく残す 冬支度
いどころを ちいさくのこす ふゆじたく
季語:冬支度(秋)
石油ファンヒーターとコタツ。
万年筆、コピー用紙の裏紙、、手帳、パソコンと少々。
案外省エネな自分が冬を過ごすには、8畳一間でも余りあります。
※当季はもう「冬」ですが、以前に詠んだ句なのでご容赦ください。