少し暖かくなったかと思えば、こんどは雨や雪。
山口夫婦の歩みも、山あり谷ありの珍道中です。
”先生の部屋”改修プロジェクト、進行中。
ホテルモンテローザから砥峰高原へ抜ける一本道。
門柱そばのガレージの撤去、NTTの電柱とケーブル移設、粗大ごみの運び出し。
昨年の秋ごろから谷間の家さんきらには大きな重機が行き交っています。
通称”先生の部屋”の改修にともなう作業です。
不確定要素が多い段階で周囲の人を巻き込んではいけないと思い、ひそかに計画を進めてきました。
とはいえはガンガン重機が入りだしてからはもはや隠しだてすることは難しく(べつに悪いことをしている訳ではありませんが)
「また何かするんかいな」
と村の方から言われることもしばしばで、そんな時はとりあえず
「あの小屋を改修して、人が集まる場所にしたいと思ってるんです」
と答えてきました。
多自然地域ではたらく。
「この場所で何ができるか」
二人で移住した当初から考え続けていることです。
姫路をはじめ丹波方面など色々なところから仕事のご相談を頂くようになりそれはもちろん有難いことではあるのですが、本拠地は神河町長谷。
中長期的に仕事の拠点も神河町にシフトしていきたいと考えており(次の名刺は神河オフィスも併記しようと思っています)、せっかくなら周辺の自然や農業をからめながら、都市部からも人が行き交うような場所にしたいと考えるようになりました。
それをひとことで言うと、どうなるか。
検討を重ねた結果、、
都会では得難い自然と健康をテーマにした協働空間
多自然型コワーキングスペース
にいったん落ち着きました。
※コワーキングスペース・・・それぞれに仕事を持つ人が集まり、オープンにコミュニケ―ションをとりながら過ごせる空間。
人の潜在力を引き出す自然の植生に満ち、色んな人が集まり、つながりが生まれていくような空間にしたいと思います。
そんなワクワクする未来を見据えつつ、資金調達のため大量の助成金資料と格闘しています。
今日の一句
雨露を こぼさぬやうに 藪椿
あめつゆを こぼさぬやうに やぶつばき
季語:藪椿(春)
真っ赤な花をつける、庭の藪椿。
春の雨を厚い葉にたたえながら静かに佇んでいます。