ヤギと暮らしはじめて約10日。
確実にわたしたちの生活を変えつつあります。
ヤギがいると、生活はこう変わる。
今月の6日に但馬の牧場でメエちゃんを引き取ってから約10日。
当初はお互いに緊張感も最高潮で手探りでしたが、徐々に共生のリズムが見えてきました。
仕事柄、夜型のお客さんや協力会社が少なくないため、就寝は遅くなりがちです。
じゅうぶんに睡眠をとらないと日中のパフォーマンスが明らかに落ちるタイプなので、人と出会う予定あるいはkajiyanoオープンの10時ギリギリまで寝ていたくなります。
せっかくの田舎暮らし。
本来なら、日の出とともに目覚め、日が沈んだら1日を終えるというライフスタイルが理想ですが程遠い現状です。
ところがです。
メエちゃんが来てからというもの・・・二人とも7時前後にぱっと目が覚めるようになったのです!(それでも別に早くはないというツッコミは無しでお願いします)
悲鳴のような鳴き声がすれば
「縄が首に巻き付いていないか」
「夜中に襲われてはいないか」と心配。
鳴き声がしないと、「もしかして、脱走!?」と心配。
眼をこすりながら無事を確かめに行き、フンの始末と水の交換をして母屋に戻る。
「メエちゃんが活動し始めてるし起きるか・・・」
二度寝の誘惑と戦いつつも、自然に1日が始まります。
おかげで日中に眠気がくることもありますが
「あの子のために頑張ろう」
と、なぜか仕事のモチベーションも上がっており、ビフォーアフターで比べると仕事のスピードもクオリティも高まっているような気がします。
今では妻がすっかり母親代わり。
繋いでいないと、洗濯物を干しに行ったり郵便物を取りに行くのにもついて行きます。
姿が見えなくなると、弱々しく
「ンメェ〜」。
反応がないと
「メエエエエエエ!」。
仕方なく妻が顔を見せに行くと、何食わぬ顔で草を食べ始めます。
すっかり妻を取られてしまいました。
”田舎暮らしのパートナー”とはよく言ったもので、実際に食べる量がどうかはさておき、農作業に連れて行くと適度に変化が生まれて楽しい気持ちになります。
また行く先々で幅広い世代の方とコミュニケーションがはずむのもヤギならでは。
ここ1週間ほど、妻が畑に行く回数が明らかに増えているのはメエちゃんさまさまと言わなければなりません。
まとめ
①ヤギと暮らすと、早起きになる。
②ヤギと暮らすと、デスクワークがはかどる。
③ヤギと暮らすと、農作業がはかどる。
④ヤギと暮らすと、幸せな気持ちになる。
※但し、可愛いヤギに限ります。
まだまだ書きたいことはあるのですが、メエちゃんのために仕事を頑張らなければいけないのでこの辺りで筆を擱きます。
今日の一句
石垣を 歩む仔山羊や 冬苺
いしがきを あゆむこやぎや ふゆいちご
季語:冬苺・寒苺(冬)
「危ない!」と止めてしまうのをぐっとこらえて、公園デビューならぬ石垣デビュー。
こじんまりと可愛い冬苺が、色鮮やかに結実していました。