田舎の、仕事のつくり方。
満を持して、数珠つなぎの”クリエイター”個展をスタートします。
現代版「田舎ではたらく」シリーズ
「kajiyanoとしてのイベントやらないの?」
よく聞かれます。
オープンしてから約1年。
視察で神河を訪れていた前職の同僚をゲストに迎えたトークイベント『LOCAL TALK』(17年3月)、green drinks himejiさん企画の『兵庫まんなかぶらり旅』(17年9月)と、単発のイベントは何度か行ってきました。
しかし谷間の家さんきら時代の「蛍ライブ」のような自主企画はなかなか形にできないまま、1周年の節目を迎えようとしていました。
「そろそろ具体的な形で発信したいんですけどね・・・」
うっすらと構想を持ちながら、ある方に相談していた時にいただいたアドバイス。
「地域の作家さんの個展とかやったら?」
「あ・・・それですね!」
作家さんというよりは、田舎で働く若いフリーランサーに的を絞ることで、kajiyanoという場所の特色が出るイベントになるのではないかと思いました。
「地域」「人」「仕事」「若者」。
これまで考えてきたこと、出会ってきた人々、今の暮らし。
いろんなことが一本の線につながったように思います。
結婚もそうですが、歯車が合えばトントン拍子で事が進むもの。
イベントのコンセプトを整理した時に、頭に浮かんだのは朝来市在住のデザイナー・木村淳さん。
竹田エリアのホテルENのサインシステムや自治体のブランディングデザインなどを幅広く手がけている方です。
いっしょにお仕事をしたことはありませんが、オープン初期からたびたびコワーキング利用して頂いており、何かと「話が合う」と感じていた相手でした。
ただし、kajiyanoのギャラリーとしての実績はほぼゼロ。
「受けてもらえるだろうか・・・」
おそるおそる相談を持ちかけたところ、
「光栄です。企画の立ち上げから関わらせてください!」
と嬉しい返事。
効果的に告知できそうなタイミングに向けたスケジュールを組み、さっそく共同作業スタート。
基本的に同業なので、お互いに相手のかゆいところはだいたい把握(?)
木村さんの忙しい合間を縫って、初回打ち合わせからわずか1週間ほどで入稿が完了しました。
入場は無料。16日のトークセッションはわたしも聞き手で登壇します。
ぜひ、この機会に足をお運びください!
子ヤギのメエちゃんと一緒にお待ちしております。
今日の一句
白壁を 占むる原画や 冬館
しらかべを しむるげんがや ふゆやかた
季語:冬館(冬)
今はまだ何もない、漆喰の白い壁。
来月には、色とりどりの作品が並びます。