実践のための正しい理論を。
神戸で開催された有機稲作研修に参加してきました。
年々進化する保田・西村流有機稲作
農薬や化学肥料をいっさい使わない有機稲作。
「理想かもしれんけど、雑草が大変やしようけ取れんやろ」
地域の方は口々にそうおっしゃいます。
実際には抑草にも成功し十分な収穫量を確保しておられる方もおられるのですが、少なくとも山口家の田んぼは2年続けて心配頂いているとおりの結果になっています。
「どうすればもっと安定的に生産できるのか」
「現実的に何を改善できるのか」
理論を自分に置き換えたときに、いろんな疑問がわき起こってきます。
29年度の研修は1月で終了したのですが、有機チームでどうしても質問したいことがあり、先生にメールをしました。
ここでの先生というのは、保田茂先生の講義補佐であり稲作担当の西村いつき先生。
噂では出世につれて年々お忙しくなっているそうです。
そんな状況にも関わらず、わたしたちの質問に対してご丁寧に回答してくださった上に、
「よろしければこちらへ」と稲作研修の案内。
町の研修は野菜中心で、稲作はダイジェストのみ。
春先の作業が始まる前に、最新の理論と実践についてお聞きできる貴重な機会です。
予定をしっかり空けて、当日に臨みました。
会場は、神戸市北区にある交流型ファーム神付ふるさと村。
平日の午前中にも関わらず、神戸らしい派手な車が農園のあちこちに停まっていました。
都心部からもアクセス良好で、近くにはテーマパークのような道の駅、神戸フルーツ・フラワーパーク大沢。
さらに神戸三田プレミアム・アウトレット。
レジャー感覚で立ち寄れる、恵まれたロケーションだと感じました。
すみません、脱線してしまいました。
肝心の講義は、お昼を挟んで10:00〜16:00。
前半は、西村先生による有機稲作の最新の方法論と育苗レクチャー。
後半は、農業改良普及センターの戸田所長補佐による日本の米づくりの最新動向やコメの品種の歴史講座。
コシヒカリが現在もこれだけ圧倒的なシェアを誇っていることは奇跡的なことだそうです。
村の中ではまだまだ見習いですが、曲がりなりにも3年間米づくりに携わってきたことで、実感を持てる部分が多々ありました。
長谷に帰ってから、復習を兼ねて過去の資料を整理。
畦の補修や水温保持のための秘策(今年の田んぼをご覧ください!)など、春先作業に向けてやるべきことがクリアになりました。
山口家の30年度産コシヒカリ、今まででベストのものになるよう頑張ります!
今日の一句
春耕の若者ときに空を見て
しゅんこうの わかもの ときにそらをみて
季語:春耕(春)
都市の香りと土の匂いが混じり合う農園の一角。
春を待ちかねていたかのように、力強く鍬を振る青年の姿が印象に残りました。