大型化する機械の操縦のため、取得が推進されている農耕車限定大特免許。
みっちりと講習を受けて、無事合格しました。
農耕車限定の「大特」取得!
トラクターで公道を走るのに必要な大型特殊免許(通称ダイトク。農耕車限定免許)。
講習時点ではボーダーラインでしたが、晴れて合格いたしました!
まる2日間の実技講習を終え、残すは明石の免許試験場での実技試験。
朝10時の集合は時間厳守。
トラクター持ち込みの団体受講のため、一人でも遅れると手続きができないためです。
「ちょっと早めに行かなダメですね」
”30分前くらい”のニュアンスでしたが
「おう。まぁ8時半ぐらいメドやの」と、長谷の先輩。
「・・・あ、そうですよね!はい!」
30分前、1時間前行動も珍しくない、村行事を思い起こしました。
集合時間に間に合っているはずが微妙に遅刻した気分になることも多々、、、
男の子は、車好き!?
迎えた当日。
試験場内での撮影はNGだったので写真は一枚もありません。
同じ加西組から受験者15名。講習で知り合った人もちらほらいて、少し緊張がほぐれました。
本番の試験は13時ごろから開始。
それまでに申請手続きや適性検査を順次済ませていきます。
試験直前まで不確定な要素が2つありました。
①コース:2種類(大特用66 or 67)
②持ち込みトラクター:2種類(クボタ orヤンマー)
個人的に特に気になっていたのは②でした。
メーカーや車種により、サイドブレーキの掛け方やアクセルの加速の仕方など微妙にクセがあります。
ふだん乗っているトラクターは、先輩お下がりのヤンマー製。
馴染みがあるものの、ヤンマーはスピードが出る代わりに車体が軽く、自分の運転技術ではハンドルが振られやすい難点がありました。
時速20km以上を目安に速度キープしなければいけないポイントがあり、そこで反対車線に踏み込んだり外に脱輪したりすると大変です。
「ずっしり重量感のあるクボタのほうが良いかなぁ・・・」
密かに念じてコース発表を待ちました。
上記はかなりレベルの低い話です。念のため。
11時半。
モニターが点滅し、コースが発表されました。
わたしは、66コース&クボタ!
「よし!」
気持ちの上でも追い風。
緊張して一瞬コースを忘れかけましたが、なんとかクリアすることができました。
学生時代に合宿で普通車免許を取得したものの、兵庫に帰ってしばらく経つまで10年近くのペーパードライバー。
必要に迫られ車を運転するようになりましたが、教習所で習ったことはすっかり忘れています。
左折時の巻き込み確認、バックギアを入れる前の左右確認、横断歩道や交差点での安全確認・・・etc
今回の講習で、自動車の運転自体を再度教えてもらえた面もあります。
まる3日間の時間的拘束を余儀なくされたものの、自動車に乗るということが新鮮に、また楽しく感じられた時間でもありました。
今回学んだこと、掴んだことをトラクターに限らず日々の運転にも生かしていきたいと思います。
ただし「右左折する場合は、途中に路地があっても30m前からウインカーを出す」というルールは公道で実践すると逆に危険なのでそこは注意しようと思います。
※神河町では、65歳以下の営農従事者に限り5万円を上限に町が全額補助。講習で出会った他営農の方々の話を聞く限り、自治体としてこれだけのバックアップを行っているところは多くないようです。
今日の一句
薄日さす雑木紅葉の山と生く
うすびさす ぞうきもみじの やまといく
季語:雑木紅葉(秋)
立冬を過ぎましたが、記事の都合で秋の句、、お許しください。
田んぼや家の周りの手入れをしながら、雑多な木々が色づく山を毎年眺めています。