あれこれと動きのある一年。
町から借り受けた農地と向き合っています。
改めて雑草の繁殖力を知る。
昨年度末に、役場の総務課よりお声がけいただいたのが今年のはじめ。
農地のおとなりさんや該当地区の区長さん、農会長さんなどへ挨拶まわりをして。
消防で知り合った同世代の農業仲間に、トラクターで鋤きこんでもらい。
「さぁ、ここから楽しい農園づくり!」
と計画を練っていたら、あっという間に雑草パラダイス!
鋤きこんだ直後に鍬を入れていればまだマシだったのかもしれませんが、7aの農地全体の雑草が一斉に育ち始めると目も当てられない状態になります。
保田式農業では川に生えているアシを草抑えと保水に活用するのですが、それよりもまずは目の前の草対策。
田んぼと同様、完全に後手を踏んでしまった形です。
今日も刈ってきたのですが、午前中3時間かけても終わりません・・・。
農園をプロデュース?
しかし雑草のピークも過ぎ、ようやく見通しはついてきています。
山口夫婦がプロデュースする農園。
その名も、「sankira green-farm」。
ものは言いようで、
「青々と茂る」
「ゆたかな恵み」
といった「グリーン」というニュアンスのほか
”自然のまま(=雑草も元気)”な状態も許容する(してください)という意味もあります。
もう少し落ち着いたら、小さなロッジ風休憩所や木の看板などをしつらえて”農園らしさ”を出していこうと思います。
農機具の手配、入退場管理、動物対策など、実際に運営していく上でいろいろ問題は出てきそうなのですが、「まずはやってみる」がわたしたちの信条。
(「行き当たりばったり」ともいいます)
まさにトライ&エラーの日々です。
今日の一句
刈られざる 草蒼々と 鱗雲
かられざる くさそうそうと うろこぐも
季語:鱗雲(秋)
「もうここまで」とギブアップして、草刈り機の電源をオフ。
空を見上げると、どこまでも途切れそうで途切れない鱗雲が広がっていました。