明けましておめでとうございます。
ご愛読に感謝し、本年も地道に日々のことを書き綴ってまいりたいと思っておりますので何卒よろしくお願い致します。
(お正月気分で更新日のことをすっかり忘れておりました・・・)
大川原集落の年迎え
地域により、あるいは家庭により、年末年始の過ごし方はさまざまかと思います。
大川原集落では、村の氏神さまを祀る「大歳神社」で年迎えの行事が行われます。
1週間ほど前に、神社役員を中心に村人で手分けして注連縄づくりや飾りつけ、斎灯の準備。
当日は神社役員が20時ごろから焚き上げを行い、氏子が集うのを待ちます。
わたしたちが暮らす旧蘆田家は、東隣の本村集落にある祐泉寺 (ゆうせんじ)の檀家。
祐泉寺では大晦日の夜、檀家に限らず地域住民が108つの鐘を鳴らしているそうです。
(といっても108人集まることはなかなか無く、地域の行事に積極的な若手何名かが中心になっていると聞きました)
その鐘の音を遠くに聞きながら――
0時が近づくにつれ、大歳神社の焚き上げの火まわりはひときわ賑やかに。
家庭ごとに祭壇でお参りをします。(里帰りのご家族の姿も)
日本酒やビール、おつまみを手に、いつも以上に和やかで落ち着いた時間が流れます。
年迎えの合図は、毎年各自の腕時計での自己申告(?)。
今年は、ちょっと話が盛り上がってしまったのか
「あ、2分過ぎとるわ」
誰かが言うと、わっと声が上がりました。
今日の一句
動くもの 動きとどめず 去年今年
うごくもの うごきとどめず こぞことし
季語:去年今年(新年)
「去年今年」とは、年の変わり目を指す新年の季語。
焚き上げの炎、川の水、人の所作、あらゆるものが運動を止めることなく新たな年に向かっていきます。