11月5日夜、「100年に一度」の出来事がありました。そう、「後の十三夜」です。
旧暦における閏月が9月に挿入されることで、「十三夜」が1年のあいだに2度現れるこの現象。大塩平八郎の乱が起こる直後の1843年(天保14年)から実に171年ぶり。そして次に観られるのは95年後。
STAP細胞が実用化されない限り、もう一度観ることは出来ないでしょう。
【参考】「後の十三夜って何?2014年に起きる171年ぶりの奇跡。|ロイヤル通信
今日の一句
忘るまじ 雲灼く 後の十三夜
わするまじ くもゆく のちのじゅうさんや
季語:十三夜(秋)
前回の記事(「在りし日を」)で秋は最後、と思っていましたが、来年以降発表することは無い句なので、記録として残しておきます。
雲間から見え隠れするその光は、雲の淵が紅みを帯びるほど、煌々と夜空を照らしていました。写真担当の妻がiphoneで撮影を試みましたが、到底その迫力を捉えることは出来ず、しっかりと自分の目と心に焼き付けることに。首の痛みと寒さにギブアップするまで、神秘的な時間を満喫しました。