取材時間、計約10時間。
神戸新聞の新春特集記事で取り上げていただきました。
ドキュメンタリー風 約20年の歩み
11月下旬。
水路からにゅっと生え出た雑木をのこぎりで手入れしているとスマホが鳴りました。
電話の主は、お世話になっている神河町役場の職員さん。
「山口さん、年明けに神戸新聞さんの取材なんですけど紹介して良いですか?」
「あ、はい・・・」
企画の趣旨もじゅうぶんに理解しないまま、井上記者と初回打ち合わせ。
その時点で、下記のような概要説明がありました。
- 平成の最後に、平成という時代を振り返る。
- 県内各地の複数名が登場するドキュメンタリー風記事。
- 写真を新たに撮る。過去の写真も掲載するかもしれない。
5名の中で私の取材が先行していたようで、企画のタイトルや詳細は未定のまま進行。
徐々に編集方針や掲載日が確定し、タイトルは『新転地(しんてんち)』に。
プロのカメラマンの追加撮影も入るなど、結果的に計3回の取材&撮影2回。
「山口さんの内面にも踏み込む内容なので、何度もニュアンスを確認させて頂ければと思っています」
高校時代から現在までの紆余曲折、現在の仕事と生活・・・
井上記者に引き出されるまま、あれこれ話しては深掘りのキャッチボール。
トータルの取材時間はなんと約10時間に及びました。
大晦日のプロローグを経て、わたしの掲載は6日朝刊の第5回(最終回)。
第1回は非会員でも読めます→ 新・転・地 私の暮らしかた(1)備前焼陶芸家・松井宏之さん(58)
以下のような紙面になりました。
まさかの拙句まで絡めてストーリーを構築するのが記者の腕。
ただ、勇気を振り絞って語った退職後の苦労話にはあまり触れられておらず・・・当時の事は過去記事をご参照ください(笑)
ちなみにメイン写真で一緒に映っておられる方は、神戸新聞の別件取材の相談で合流した某区の区長。
他の取材日にkajiyanoに来られていた地域の方&そのお友達と一緒の写真もあったのですが、編集の都合でそちらはお蔵入りしてしまいました。(気に入っていたのですが・・・)
掲載日の6日(日)は、消防の月例点検と村の新年行事。
「見たぞ」「大きぃに載っとったやんか」「なんであの写真なんや?」等、様々な反響?がありました。
記事掲載の報告をしたFacebookでは、前職の先輩方からも続々「いいね」やコメント。(「まさかあの方が・・・」と、うるっときてしまいました)
両親のもとにも、知人から「見たよ〜」の連絡。
特に模索の当時を知る方々からは、ひときわ熱のこもった感想やエールをいただいたようです。常日頃、長男の謎めいた生活の説明に困るという母の助けにもなっている模様です。
生活は何も変わりません。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
今日の一句
婚姻の日の語呂楽し初暦
こんいんのひのごろたのし はつごよみ
季語:初暦(新年)
結婚記念日は1月8日。
「一か八か」と覚えていますが、「いちばんハッピー」というちょっと強引な語呂を最近妻が見つけてきました。