一斉に飛び立つ禽や草の花

かつて古い納屋があった跡。

なぜだか鳥たちの集合地帯になっています。


小鳥たちのあいだで、山口家が話題に!?

新しい小屋建設の本格着手はまだもう少し先。

土掘りだけした状態のまま、今に至っています。

ある日のこと。

母屋で食事をしながらガラス越しにそちらをぼんやり見ていると、小ぶりな鳥が忙しそうに歩き回っているのに気づきました。

よく見ると、小さなクチバシで土の上のなにかを啄(ついば)んでいるようす。

1羽ではありません。

2羽、3羽、4羽・・・

その日は5羽ほど。

近づいて観察しようとすると、

「バサバサバサッ」と逃げるように一斉に飛び立ちました。


そこからは、ほんとうに毎日毎日、気づけば土の上に群れ。

2羽、3羽、5羽、10羽・・・

わたしたちの気配を少しでも感じ取ると、逃げる。

(裏山の竹林に隠れたり、杉の木の茂みに隠れたり)

この繰り返しです。

なぜだか数も増えており、最近では20羽以上

みんな、「われ先に!」と土の表面の獲物に夢中です。

↓動画の撮影に成功しました。まだ10羽くらいの時ですが。

肝心の名前がわかりません。

スズメでもないし、どう見てもツバメではないし・・・

姿や鳴き声からネット上でリサーチした結果、「たぶんこれだ!」という名前を発見。

その名も「カワラヒワ」

カワラヒワ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動

全長13.5cm。全身黄色味のある褐色で、尾は魚尾型をしています。褐色の鳥に見えますが、飛翔時の翼の黄色帯は鮮やかでよく目立ちます。「キリコロロ キリキリコロコロ …

”食べ物はタデ類、イネ科植物、オオブタクサ、など草の種子が主。雛へは昆虫の幼虫を多く与えていますが、成鳥が好むのは草の種子。”

解説を読み、以下の仮説が生まれました。

仮説

土を掘り返してまだ新しく、草の種を見つけやすい。

鳥の世界にもクチコミがあるのか、連日大盛況で減る気配はなし。

仮説の答え合わせは、誰とすれば良いでしょう?


今日の一句

一斉に飛び立つ禽や草の花

いっせいにとびたつきんやくさのはな

季語:草の花(秋)

ひっそりと花をつける秋の諸草。

そのかたわらで集まったり逃げたり、鳥たちは毎日忙しそうです。

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