30歳になりました。
身分記入欄で「20~29歳」とあれば、細かい勘定なしにチェックを入れてきたこの10年。
しかし、生まれ日の12月1日をもって、次の「世代」へ突入しました。
同じ生まれ日の人は同じ運命!?
12月1日生まれの有名人を調べてみると、俳優のウディ・アレン氏、落語家の林家こぶ平改め正蔵さん、GOGO7188のユウさんなど、なかなか一癖ある面々。
占星術、四柱推命、九星気学などの考え方でいけば、私とも何かしらアナロジー(類似性)があることになりますが、はてさて。
酔いにまかせて・・・
4年勤めた広告会社を辞めるとき、「もう28歳なのに、別の生き方を選ぶなんて大丈夫なんだろうか」と大きな不安に襲われました。
けれど、1年間の保育業を経て、結婚し田舎で自営業をはじめてからは、自分が「まだまだ若い」と思い知らされるような出来事の連続です。
服でいえば、10代は、「ファッション誌で知識を蓄える」、20代は「色々着てみる」、30代は「一張羅を身に付ける」ような感じかもしれません。
目下準備中ですが、年明けに、私はどこか懐かしい「新しい服」を着る予定です。
不思議なご縁を感じながら、行きつ戻りつ少しずつ前進する日々です。
今日の一句
鮟鱇の 眼にしゃぶりつく 三十路かな
あんこうの めにしゃぶりつく みそじかな
季語:鮟鱇(アンコウ)・・・冬
30歳の誕生日は、妻とふたりでアンコウ鍋&シャンパンという謎のとり合わせ。
魚はほぼ例外なく大好きな私。嬉々として鍋をつつきながら、出会った「アンコウの目玉」を当然のようにぺろりと食べた後で、「魚の目玉を喰うなんて・・・」と、ためらっていた時もあったなぁとふと思いました。
食べてみれば「こんなに美味しいのに!」と思うけれど、食べてみないことにはそれは分からない。そう思うと、まだ見ぬ喜びや感動がこの先に沢山待っているのではと思えてきます。
自分の経験や蓄積を大切にしつつも、人との出会いの妙味や生きることの”旨味”を貪欲に味わっていきたいと思う、「30代」の夜明けです。