元日から実家へ帰省していましたが、3日に長谷に戻ると、駐車場に車を停められないほどの積雪。4日の午前中から団体のご予約があったので大ピンチです。
夕方から翌早朝にかけて、「雪掻(か)き」と「箕(み)」で地道に取り除く作業に追われました。
寒冷地域で避けては通れない「雪搔き」
道路の走行部分は、もともと塩化カリウムが撒いてあるのに加え、除雪車がある程度とり除いてくれますが、それ以外は各戸自己責任です。
門の前と車庫の前など、日常的に利用する導線を中心に除雪している家が多い気がします。
ちなみに、人が住んでいる家は屋根の雪が溶けているので、屋根を見たら空き家状態かどうか分かるそうです。
実際、囲炉裏や暖房で屋内をあたためはじめると、30分毎ぐらいに屋根から「ドサリ」と雪の塊が溶けて落ちてきて毎回ドキッとさせられます。
厳冬は予測できた!?
村の先輩曰く、カメムシの発生数とその年の冬の寒さは比例するそうです。科学的な根拠は乏しいようですが、おおむねその傾向はあるようです。
昨年はというと、夏~秋にかけて、『谷間の家さんきら』周辺ではカメムシが大量発生。外に干している洗濯物に混入していないか一枚一枚チェックしなければならないような疑心暗鬼状態でした。
そして、案の定というべきか、近隣の方も驚く大雪の新春に。
快適に越冬できる場所を日々追い求めているカメムシ。厳しい冬の到来を予感して、リスクを冒しながら私たちの前に現れていたのでしょうか。
今日の一句
暁天に 雪掻く音の 響きけり
ぎょうてんに ゆきかくおとの ひびきけり
季語:雪掻く(冬)
「暁天」は明け方の空。
いつもは人影の多い朝も、この日は見渡す限り私だけ。「ザッ」「ズザッ」と、小気味良い音が谷間の朝に響いていました。