福引の夫婦で分ける券二枚


新年の恒例行事、「福引」。

かつてはお餅をひっぱり合って、ちぎれた餅の大小により吉凶を占ったそうです。


2集落共催の大イベント

はじめて参加する「大日さん(大日堂)」の福引。

規模や商品の内容は分からないものの、「当てたるで!」と妙な気合をみなぎらせて会場の御堂に向かいました。

先に言ってしまうと、運の神様はそういう人間を好まないという真理を実証する結果になりました。

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開始時間は13時。

朝から雪まじりの風に見舞われましたが、当番地区の皆さんにより立派な焚き火がしつらえてあり、とても助かりました。

「トビ」で薪を突き刺して炎を調整
「トビ」で薪を突き刺して炎を調整(随時)

今回のイベントは、「大川原」集落とお隣「本村」地区の合同開催。

和尚さんのお経のあと、福引が行われる流れです。

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ちなみにこのあたりでは、和尚さんのことを、頭にアクセントをつけて「おっさん」と呼びます。

一体なぜ?


景品は・・・

番号つきの福引券は500円の供託とひきかえに1世帯に2枚配布されます。

当日は世話人2人による仕切り。

一人が大量の候補商品から1組を選び、もう一人がくじを引いて番号を発表するという形式です。

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景品は、灯油タンク、がんじき、草刈り鎌、軍手など田舎の実用品がずらり

取り合いになるような豪華品は正直なかったものの、「同じ人に石鹸セットが連続で当たってしまう」「ご近所から預かった券で大当たり」など、悲喜こもごものドラマがありました。


今日の一句

福引の 夫婦で分ける 券二枚

ふくびきの ふうふでわける けんにまい

季語:福引(新年)

財布に大切にしまっていた「18番」と「135番」の券。

「どちらかが大当たりして喧嘩になったらどうしよう」という余計な心配をよそに、ふたを開けてみれば戦利品はビニールひもとマイペット

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一応元は取れている気もしますが、夫婦二人して肩を落としたのは言うまでもありません。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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