春風や寺の児と聴く子守唄


過疎化がすすむ相生市矢野町に、5つのお寺があります。

そのお堂を舞台に行われるライブイベントに出演しました。


お寺は音響効果抜群?

今年で3回目となる、矢野町音楽祭 『おてらdeらいぶ』

わたしたち夫婦のユニットcanorusは真宗大谷派の西教寺で演奏させて頂きました。

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実行委員会の西角さん曰く、お寺の本堂は和尚の念仏が境内の外まで響き渡る増幅装置のようなつくりになっているとのことだったので、今回は思い切ってPA機材なしの生音に挑戦。

演奏中は少し音が小さいかなと思いましたが、あとで録音したものを聴いてみると歌もギターもくっきりと響いていて驚きました。

アコースティックライブ向きなのかもしれません。

MCで神河町での暮らしぶりを話したら、演奏後に複数の方(主にご年配)からエールをいただきあたたかい気持ちになりましたが、異口同音に「子どもはまだなんか?」と訊かれたのには参りました・・・。(そろそろとは思っていますけどね)

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本堂で味わうマリンバの響き

せっかくの機会なので、ほかのお寺のようすも見てみることに。

会場が5か所もあるので迷いましたが、教順寺で行われたマリンバ奏者・岩見玲奈さんの演奏を聴きに行きました。

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岩見さんは、高砂市出身の世界的ミュージシャン。教員でもある教順寺住職が勤める日ノ本学園高校の卒業生という縁で、出演が実現したそうです。

「色んな国に行く中で新しいものについ目移りしてしまうけれど、やっぱり日本の自然は素晴らしい」とのお言葉に何だか嬉しくなりました。

今回は、トランペットを演奏されるお父様、ピアノを弾かれるお母様との親子共演。運動会でおなじみの「天国と地獄」や紙風船のカバーが有名な「竹田の子守唄」等、流麗でダイナミックな演奏に聴き惚れました。

本堂に集まったオーディエンスは、なんと総勢約150人(!)。超満員のお寺ライブ、何とも不思議な光景でした。

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地元生産者の方々と・・・

打ち上げでは、小河(おうご)地区の農会長や矢野メロンの生産者様など大御所と同席。

ちょっと恐縮しつつも、砥峰高原ゆず自然薯などの神河町の観光資源について自己紹介(?)しました。

矢野町も、わたしたちの地域と同じく若者の都会志向人口減など”限界集落”ならではの課題に頭を悩ませているそうです。そんな中でも、ゆずの6次産業化や特産メロンのブランド化をはじめ、地域の活性化を目指して一致団結されている矢野町の皆さんの顔には活気がみなぎっていました。

先日の美作出張といい、生産者の方々の姿勢には本当に頭が下がる思いです。

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今日の一句

春風や 寺の児と聴く 子守唄

はるかぜや てらのこときく こもりうた

季語:春風(春)

西教寺の控室にて、住職のお子さんと過ごす時間がありました。齢10か月の、顔立ちの整った愛らしい子でした。

「寺の子ども」も同じ子ども。

かろやかで優しいマリンバの音色による「竹田の子守唄」を聴きながら、お寺という存在の不思議さを思いました。


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