並ぶ背の林のごとし釜始


 

「俳句と書道と茶道」。

しばしば3点セットで語られますが、残念がら自分は恐ろしく字が下手でお茶の素養はありません

そんな私ですが、お招きをいただき、妻が通う茶道教室の「初釜」に参加してきました。

S__5128199


「年が明けた喜び」を再認識

 

「初釜」は、年が明けて最初に行われるお茶会。

ちなみに先生の流派は表千家です。

三つ指をついてご挨拶したのち、待合室でお茶菓子の趣向を拝見させて頂きました。

 

S__5128196
干支の羊にちなんで羊をかたどった「羊」羹(ようかん)

床の間には、神河町にお住いの画家・寒海さんによる蓬莱山の掛け軸が飾られていました。

鶴や亀はもちろん、ひとつひとつのモチーフに縁起が込められているそうです。

S__5128202

掛け軸専門店『文永堂』さんHPより転載
掛け軸専門店『文永堂』さんHPより転載

干支の「羊」をかたどったお茶菓子を堪能したのちに先生のお点前を有難く頂戴。改めて「新しい年が始まるのだなぁ」と何だか嬉しい気持ちがこみ上げてきました。


「初釜」のあとは・・・

 

お点前がひと段落してからは、隣の座敷に移動して料理のお振る舞い。

主客の「そろそろ、頂きましょうか」の声がけで箸をとりはじめること。

ほぼ同時に食べ終わるように食べるペースを調整すること。

知らないことばかりで、すっかり恥をかいてしまいました。

せっかくならもっと予習してから臨めば良かったと反省しています。

S__5128203

 

S__5128205

ちなみにこの日は、市川町の小学校の先生と、その紹介で参加したいう海外からALT(アシスタントランゲージティーチャー)で来られている先生2名と同席。

昨年まで神河町にて赴任されていたBさんは剣道の有段者でしたし、ALTの先生方はやはり「日本の文化」に強い関心を持って来日されているのだと感じます。(当然といえば当然ですが)


今日の一句

 

並ぶ背の 林のごとし 釜始

ならぶせの はやしのごとし かまはじめ

季語:釜始(新年)

炭の焼ける匂いを鼻孔に感じながら、お茶席で先生を待つ刹那。

一同、立ち並ぶ林のように背筋をぴんと張って、澄みきった”気”を体いっぱいに吸い込んでいるかのようでした。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です