二拍手の遠く響きて冬に入る


冬のおとずれをたしかに感じつつ。

店頭では「新米」の文字が踊っていますが、わが大川原集落の有機稲作チームは来年度の準備に入りました。

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来期の米づくりが本格スタート!

2015年のお米は、『カルティック農法』という、土づくりを大切にする減農薬栽培で作りました。

(農薬使用は5月の除草剤1回のみ)

日々の水管理や草刈りをしながら

「せっかくなら、農薬を使わないで育てたいなぁ」

と思っていたら、村の先輩2人が無農薬有機栽培への移行を考えているとのことで、2016年度は一緒にチャレンジさせていただくことになりました。

3人とも、ここ数年、神河町で有機農業研修を行っておられる保田茂先生の”教え子”。

顔を合わせれば、秘伝のぼかし肥料づくりや、刈り取った雑草を敷き詰めて雑草の繁茂をおさえる草マルチなど、保田式ならではの単語が飛び交います。

(ちなみにお2人は70代と60代です。)


冬の田んぼも微生物が生きている。

このあたりで一般的な米作りにおいては、冬は田んぼの水を抜いたまま何度か鋤きこむようですが、保田式では冬期湛水

つまり、冬の間、水を張りっぱなしにします。

なぜそうするかというと、田んぼに残った稲わらが微生物やイトミミズの餌になり、分解がすすむからです。

(慣行農法では、表面の稲わらが乾燥して分解が進みにくい)

 

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田んぼの水位を調整する尻水(しりみず)。すきまに泥を詰めて、できるだけ水漏れを防ぎます。

 

冬期湛水は、3月までおこなう予定です。

大変だけど、どこか楽しい水管理。

これからまた日課となりそうです。


今日の一句

二拍手の 遠く響きて 冬に入る

にはくしゅの とおくひびきて ふゆにいる

季語:冬に入る/立冬(冬)

見知らぬ土地で立ち寄った由緒ある神社。

二礼のあとの二拍手の音が、乾いた冬の空気を貫いていきました。


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