ストーブの火を見つめたる眼かな

丹波にて、兵庫県主催の多自然地域視察ツアーが開催。

“コワーキングスペースkajiyano”の山口としてパネルディスカッションに出演しました。


IT事業者、求む!

兵庫県が推進している中山間地へのIT企業の誘致

※「多自然地域」は兵庫県が独自に定めている用語です。

「われこそは」

という事業者に向けてさまざまな支援策が用意されており、kajiyanoも改修工事や事務機器取得で支援いただいたのは以前に書いた通りです。

対象事業者は、県のHPやパンフレットで紹介していただけるなど継続的なサポートがあります。


その事業の一環で、全国から広く進出企業を募るために今回開催された視察ツアー。

参加者は、飲食代500円のみの負担で三ノ宮から送迎付きというVIP待遇。

東京など県外からも申し込みがあり、20名近くの参加がありました。

パネルディスカッションの会場は、衣川会館という古民家をリノベーションした施設。

わたしを含む6事業者が登壇しました。


IT環境とこれからのワークスタイル

「将来的に講演の仕事を増やしていきたい」

以前に豪語しております

が、いざディスカッションが始まると自分でも驚くほど緊張してしまいました・・・。

「どんな事業を行っているか」

「なぜその場所を拠点を選んだのか」

再三ブログでも自分の考えを言葉にしてきているはずですが、いざ話し言葉で分かりやすく伝えようとするとこれがなかなか難しい。

皆さんのお話に耳を傾けながら、気持ちを落ち着けようと努めました。

それにしても、事業者のみなさんはそれぞれに個性的です。

紙幅と投稿時間の関係で詳述は避けますが(言い訳)

移住や起業に至るストーリーはまさに十人十色。

「こどもを育てる環境をどうするか」

「自分のスキルで、地方でもやっていけるのだろうか」

それぞれに強い想いと覚悟を持って、今の地を選ばれたのだと感じました。

話題はITビジネスに寄ったものに限らず

都会から田舎へ移り住んだ人ならではの「あるある」も飛び出し、徐々に和やかなムードになっていきました。


コーナーの中盤からは、ようやく少しリラックス。

「IT関連企業の働き方は今後どうなっていくと思うか」

「都会と田舎との豊かさの違い」

など高度な質問が続きましたが、

・ITは目的ではなく手段。

・IT環境が整ってきたことにより、地方にいても全国の技術者と繋がり仕事を生み出していくことができる。

など、自分の考えを整理しながら話し、なんとか乗り切ることが出来ました。

 


次週は、ホームタウン・神河町のセミナーで講演。

今回の反省点をふまえて、「聞いてよかった」とひとりでも多くの人が思ってくださるような内容にできるよう準備したいと思います。


今日の一句

ストーブの 火を見つめたる 眼かな

ストーブの ひをみつめたる まなこかな

季語:ストーブ(冬)

セミナー終了後、ストーブを囲み出演者で歓談。

ゆらゆらと動く炎がひとりひとりの瞳に映っていました。

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