胡坐とふ姿勢にも飽き年の暮


地域を想う熱い男たちの集い。

年末特別警戒のまっただ中です。


消防団活動の締めくくり

経験者の方はおよその雰囲気がお分かりかと思いますが

消防団の一年のヤマ場、「操法大会」「年末警戒」といえるでしょう。

今年5月の操法大会についての記事

神河町消防団の年末警戒は、12月26日~30日までの5日間。

20時に各分団車庫に集合し、地域のパトロールを行います。


わが長谷分団長谷部(はせぶ)では、基本は当番制。

限られた人員構成をふまえ、日ごろ積極的に活動に参加している人とそうでない人が絶妙なバランスで配置されます。

長谷部ではおおむね第1陣から第3陣までに分かれ、ポンプ車で巡回。

警鐘を鳴らしながら長谷地区の各集落を回り、火の元等への注意を呼び掛けます。

長谷地区はいくつかの集落が合併しているため所轄面積が広く、ぐるっと一周回るのにだいたい1時間くらい掛かります。

(22時以降は消音、マイク不使用)


一方、車庫に残ったメンバーは食事の準備。

鍋や餃子など、メニューはその日のリーダー次第です。

主に若手が中心の動きになるかと思いきや、先輩方も協力してくださるのが長谷部の雰囲気といえるかもしれません。


地域の未来を語り合う場

消防団の使命は、災害などいざというときに協力して地域を守ること。

そのために月例点検や呼集訓練など日々の活動がある訳ですが、

・地域の若者同士のつながり形成

・地理や人の動きなどの情報交換

といった副次的な意義も小さくありません。

(むしろそれこそが重要という人も)

「非常勤嘱託職員」という肩書きではありますが、消防団の活動はほぼボランティア。

「なんでこんなしんどいことせなあかんのや」

と言いながらも顔を出す面々は、やはりそれなりに地域の現状や課題についての考えを持って活動に参加しているのだと感じます。

身のまわりの雑談から始まりつつも、、

時間が深まるにつれ、台風が多発した年のエピソードや山火事対応の教訓などの「消防談義」

そして過疎化による小学校維持の問題などの「地域談義」へ。

わたしが参加した二日目は、気づけばなんと4時半。

「途中で帰ってきたらええやんか」

妻の指摘はもっともですが、わたしにとっては他に替えられない貴重な時間です。

 

はじめて参加予定の夜警最終日は、原則全員参加

ひときわ熱い一夜になりそうな予感がしています。


今日の一句

胡坐とふ 姿勢にも飽き 年の暮

あぐらとふ しせいにもあき としのくれ

季語:年の暮(冬)

「とふ」は「と言ふ」の略語。(俳句特有の用法かもしれません)

脚を組み替え、腕を組み替え、議論は続きます。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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