新緑やトロフィー光る表彰台


消防団活動における一年のハイライト。

5月15日、晴天に恵まれ第11回神河町操法訓練大会が行われました。

わが長谷分団長谷部(はせぶ)の結果は・・・。


試練の船出

忘れもしない、姫路市消防局中播消防署の指導日。

(福崎の中播消防署にて操法大会の出場選手による操法を実演し、指導をいただく機会です。)

分団によっては、冬季の走り込みから始まって一年じゅう操法の練習をしていると言っても過言ではないところもあるそうですが、長谷部の練習は例年4月から。

まったく未経験者のわたしが選手になったこともあり、最初の1週間は整列の仕方や車の乗り降りなど基本練習のみ。

一度も全体で通せていない状態で、4月20日の中播指導日を迎えたのでした。

当然ながら、実演して評価をいただくというレベルではなく、次に何をやるのか分からなくなり指導員に尋ねるような状態。

「はっきり言って、操法をかじったことがあるというレベル。規律ある動きなど基本からやり直してください」

という旨の厳しい言葉をいただきました。


長谷部、一念発起!

そこから、練習の雰囲気が明らかに変わりました。

1番員経験者の先輩諸氏より

「動作はもっとキビキビと」

「腹から声出さなあかん」

「筒先の構え方が甘い」

「腰が落ちてへん」

と熱の入った指導をいただきました。

それもこれも、わたしたち選手のためを思ってのこと。

「ケーブルテレビでも放送されるし区長も見るし、ちゃんとやらな選手が恥かく」

練習後の打ち上げの際に先輩がこぼした言葉が、ずしりと胸に響きました。


とはいえ、ゴールデンウィークをはさみ、15日の本番まで練習できる時間は限られています。

わたしはそもそも操法大会を見たこともなかったので、最初は競技の流れを覚えるだけで精いっぱい。

昨年度優勝チームの動画を観ながらイメージトレーニングするなどした上で練習を重ね、GW明けにはなんとか最後まで通せるようになりました。

そこからは、ホースの効率的な伸ばし方動きのメリハリをつけるべきポイントなど細部を詰めていきました。


無我夢中の本番

大会は8時から。

長谷部は、朝6時に練習グラウンドに集合して最終チェックを行ってから会場に向かいます。

数日前からどんどん仕上がりが良くなっている実感があったのですが、当日朝もチーム最高のタイムを更新。

「この調子で、本番も練習通りやろう」

と解散し、あとは出番の直前まで和気あいあいと過ごしました。

(最初から最後まで、おそらく全チームの中でいちばんにぎやかでした!)


ポンプ車の部は、優勝候補の越智部を筆頭に16チームが出場します。

わが長谷分団長谷ブロックの出番は、くじの結果、13番目。

ほどよく緊張のほどけた状態で、本番を迎えました。

「操法、開始」

の合図を聞いてからは、まさに無我夢中。

指揮者の「撤収!」に「よし!」と応えて出番が終了したとたん、太ももの激痛をはじめ疲れがどっときました。


「まさか」の表彰式

成績発表を含む閉会式は、12時50分から。

町外の方はあまりピンとこないかもしれませんが、旧神崎町エリアは全国レベルの操法大国。

町大会の上位の顔ぶれはほぼ決まっています。(近年は旧大河内町の南小田も強いです!)

「まぁまず表彰式でうちが呼ばれることはないから、選手は先に帰ってもえぇよ」

とも言われましたが、わたしと数名の選手は、いちおう手袋をはめて閉会式に参列しました。


「ポンプ車の部」は、1位から8位までが「入賞」として発表されます。

発表が始まるやいなや・・・

 

「第8位、長谷分団 長谷部」

 

まったく予想していなかったので、「ふえっ」と変な声が出ました。

とある先輩は、「8位で呼ばれてから頭がまっしろになって、7位と6位覚えてない」と言っていました。

表彰式で長谷部の名前が読み上げられるのは、なんと神河町発足後初の快挙だそうです。


当日聞いたところによると、長谷部において操法大会の練習で今年ほどサポートの人員が集まったことは無いとのこと。

「メンバーを固定して勝ちに行く」

のではなく

「一度はみんなに経験してもらう」というのが部の方針なのですが、今年は特に、未経験者のわたしをはじめ思い切った人選だったようです。

それだけに、「しっかり指導してやらんとあかん」という雰囲気だったのかもしれません。

日夜練習に付き合ってくださった先輩方、そして根気強くわたしの練習に付き合ってくれた選手の皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の経験を糧に、いざというときに役に立てるよう日々の消防団活動に取り組みたいと思います!

ちょっぴり、「操法ロス」な月曜の夜です。


今日の一句

新緑や トロフィー光る 表彰台

しんりょくや トロフィーひかる ひょうしょうだい

季語:新緑(春)

ポンプ車の部で3年連続の優勝を果たした越智部のパフォーマンスは圧巻でした。

そこに至るまでに重ねた努力を想像しながら、キラリと光るトロフィーを眺めました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

2件のコメント

  1. blog再開、おめでとうございます(^_^)
    また、楽しみが増えました。
    ご丁寧なお知らせも、ありがとうございます。

    そして、8位入賞、おめでとうございます!
    すごいっ!!
    「操法ロス」な月曜の夜に、思わず笑ってしまいました(^_^)♪

    1. 陽子さま

      万全の状態での更新再開とはなりませんでしたが、こうして記事を読んでコメントをくださることが本当に嬉しいです。

      思いがけない結果に、打ち上げも大盛り上がりでした。

      「操法ロス」は当日誰かが冗談で言ったのですが、もしかしたら内心本音だったのかもしれません。みんなで力を出し合った、熱く濃厚な1ヶ月間でした。

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