秋めくや肴を囲む猟師小屋


試行錯誤の有機稲作もいよいよ終盤。

一年のできごとを振り返りながら、来期の準備に入っています。


反省と来期への抱負

同じ集落の3農家でトライした有機稲作。

雑草の繁殖に泣かされつつも、なんとか穂が実るに至りました。

なかでもいちばん草がひどいのはわたしの田んぼ。

田植え直後、雑草の出始めの処置が遅れたことで色々と後手を踏んでしまいました。


心が折れそうになったのは事実ですが、3農家とも来期も再チャレンジすることに。

9月下旬~10月上旬の収穫後、1反あたり60kg散布するためのぼかし肥料(保田ぼかし)を作るため集合しました。

作業場所は、集落の山の中にある猟師小屋です。


耕作農地は3人で6反。

1反あたり30kg必要なので、180kgに余裕をみて約200kgのぼかし肥料を作りました。

米ぬかや魚粉などを混ぜ合わせる作業においては、ドラム式洗濯機のような構造のミキサーが活躍。

ちなみに先輩がこの作業のために購入されたものです。

一輪車での手作業が1セットあたり約10㎏、ミキサーは25kgなので同時並行で行うと一度に35kgものぼかしが作れます。(未体験の方はピンとこないかと思いますが・・・)

午後から夕方いっぱいの作業を想定していましたが、なんと約2時間で完了!

ゆとりのある作業になりました。


何でもそうだと思いますが、同じ作業を繰り返していると、

「もっとこうした方が良いな」

と気づくことが出てきます。

たとえばこの日の作業開始直後は、ドラム式ミキサーの底に湿った米ぬかがこびりつく問題が発生していました。

ところがミキサーを回していた方が

「混ぜ合わせる順番を変えてみよう」

と試してみると、こびりつきが改善。

大幅なスピードアップにつながりました。

わたしは一輪車での手作業担当だったのですが、途中から、早くまんべんなく混ぜ合わせるための手の動かし方が少し掴めた気がしました。

(ことばにするのはちょっと難しいのですが、右手と左手をクレーンの爪のように使う感じです)

3人とも新しくやってみることなので雑草対策など予想外の失敗もありますが、次への対策も見えており前進もしていると感じます。

もちろん今年のお米の収穫を心待ちにしながらも、「来期こそは」の想いで準備を進めております。


今日の一句

秋めくや 肴を囲む 猟師小屋

あきめくや さかなをかこむ りょうしごや

季語:秋めく(秋)

お互いに一日の労を労いながら。

猟師さんならではの”焼肉”をゆっくりとごちそうになりました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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