神河での暮らしに不可欠といっても過言ではないかもしれません。
ついにケーブルテレビに加入しました。
近くて遠いケーブルテレビ
神河で暮らしはじめて3年目。
いつも驚かれるのが
「山口家にはテレビがない」
ということ。
なにもアンチテレビという訳でもなく、観たい番組もあります。
ただ、神河町でテレビを観ようと思うとケーブルテレビに加入しなければならないのですが、「新規加入」扱いになると加入金10万円+工事費約10万円(引き込み距離による)という費用が発生します。
優先度から考えて
「とりあえず今はいいか」
と当初は加入を見送りました。
人間だんだんと環境に慣れていくもので
「まぁ、無いなら無いでいいか」
と、実に3年近くテレビなしの生活を送ってきたのでした。
ただし、テレビが観られないということ以上に、付帯する有線放送のサービスが実は重要です。
村のお悔やみ、あるいは行事の中止情報などは有線放送を通じてのみ告知されるため、いくら自前でインターネット環境を確保していても情報をキャッチできません。
その点が気になりつつも、なかなか導入には踏み込めないでいました。
ところが今回のオフィス&コワーキングスペース立ち上げにあたり、思わぬ形でケーブルテレビ加入の必要に迫られました。
わたしたちの所在地に固定のインターネット回線を引くには民間サービスでは選択肢がなく、ケーブルテレビのオプションであるケーブルネットに契約するほか手段がないことが判明したからです。
気分としてはもはやテレビなしの生活で何も問題なかったのですが、固定インターネット回線確保のために加入の手続きをする決意をしました。
実は神河町では、他地域からの移住者を対象にケーブルテレビの加入金負担金を免除する措置が始まっているのですが、わたしたちはその制度ができる以前の移住(2014年1月)のため対象外です。
正直残念に思いましたが、このサービスに加入することが必要か自分たちで真剣に考える機会が生まれたため、長い目で見たら良い機会だったのかなと思っています。
ちなみにケーブルテレビ利用料は2,500円/月、インターネットは2,000円/月です。
インターネットについては
「遅い。特に夜間はあかん」
と聞いていたのでちょっと不安でしたが、低速モバイルルーターに慣れている身にとっては快適そのもの!
いちだんと生活の充実度がアップしそうな予感です。
今日の一句
真っ直ぐに 葺きたる屋根や 照紅葉
まっすぐに ふきたるやねや てるもみじ
季語:照紅葉(秋)
陽を受けて美しく輝く紅葉を「照葉(てりは)」または「照紅葉(てりもみじ)」と詠みます。
古い瓦は庭に生かされ、立派な屋根が葺きあがりました。