長谷地区の若手企画部隊「ハセラボ」としてはじめて地域行事に出店。
思いがけず、嬉しいことも起こりました。
収穫祭×燻製屋さん
長谷地区の若者を中心とした企画部隊「ハセラボ」。
村営マーケットのWi-Fi導入やスポーツバー企画、サイクリニスト向けの自転車スタンド設置など独自で活動してきました。
この度は、いよいよ(?)地域の行事に参加することに。
その行事とは、寺前・新野・長谷の3地区で毎年合同開催されている収穫祭。
「若者らしい企画」
を考えた結果、いわゆるジビエ等の燻製と畑の”火遊び”を行うことになりました。
燻炭の具材は、長谷の鹿肉、卵、チーズ。
盛り合わせ1人前で350円です。
(限定50食が完売!)
畑の空きスペースでは、たき火を育てつつ、土壌改良に使用する有機肥料となる「燻炭(くんたん)」づくりワークショップを実施。
炭火の熱で籾をじっくりと加熱して作るのですが、かき混ぜ方や火の強さなど技術が必要です。
悪戦苦闘していると
「なんや、こんなやり方やったらあっかい(あかんわい)」
と某区長。
次から次にいろんな方が訪れ、中には道具を持って作業のお手本を見せてくださる方も。
農家にとってはおなじみの有機肥料ですが、最近はホームセンターで買えるため自前で作る方は減っているのだとか。
「わたしが作りよったころにはねぇ」
「炬燵にも入れよったな」
「ていねいに手を掛けなえぇのができひんのや」
など、燻炭にまつわる一家言のあれこれ。
とても勉強になりました。
現役世代の若者と、地域のベテランとの交流。
今回の企画がなければ実現しなかった顔合わせもあったかもしれません。
ちょっと風変わりな燻製フードもおおむね好評(若手女子チームの”売り子”の力?)、ハセラボにとって大きな収穫のあった一日でした。
地域の方の顔も思い浮かべながら、これからも楽しい企画を考え実行していけたらと思います!
今日の一句
炭継ぎて 知りたる声に 驚きぬ
すみつぎて しりたるこえに おどろけり
季語:炭(冬)
頃合いをみながら、夢中に炭を育てる時間。
声を掛けられて、ふと我に返ります。