カナダ人アーティスト・ダニエルが1週間の滞在を終えて帰国。
長谷の魅力を改めて教えてもらった気がします。
異国の人の、ゼロからの出発。
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長谷の古民家を購入、将来的に移住を計画中のカナダ人アーティスト、ダニエル。
今回は1週間の滞在でした。
はるばるカナダからの旅。
何をするかは現地次第だったようで
「I have really no plans」
笑顔でそう言われ、驚きを隠せないわたしでした。
住まいはまだ修繕の必要な箇所が多々あり、リノベーションプランを練っている最中。
滞在最終日に、わたしたちもお世話になっている地元工務店さんとの打ち合わせが実現したのでおそらく良い方向に向かうのではと思います。
次回来訪は今秋の予定です。
kajiyanoのシンボルツリーである山桜はまさに満開。
「この景色を楽しみながら、お茶会ができたら良いなぁ」
妻の発案(思いつき)で急遽、小さな茶会を催すことに。
当日の告知にもかかわらず、次から次にいろんな人が訪れてくださる1日になりました。
(わたしは田んぼでトラクター作業でした)
はじめてダニエルと出会う方は、彼のパーソナリティや経緯に興味津々。
「どんな仕事をしてるの?」
「なんで日本を選んだの?」
「他にも候補の国はあった?」
会話の中で判明したのが、実は四国や岡山も候補地として検討していたこと。
ただ実際に現地にも通った上で「大阪から遠すぎる」という理由で見送り。
長谷には大阪経由のフライトで来ているようです。
めぐりめぐって、「駅もあり」「静かで」「空気がきれいで」「大阪までそう遠くない」兵庫県神河町長谷に落ち着いたのだそうです。
帰国前日には、身内へのお土産用にkajiyanoのお米を買いに来てくれました。
前回滞在時に購入したものを気に入ってくれたようす。
「カナダで食べたどの米よりも美味しいからね」
素直に嬉しく思いました。
(ちなみに自国での米栽培が難しいカナダでは某国の5年落ちの古米が普通にスーパーで売っているそうです・・・)
店舗やオフィスペインティングの仕事もしているダニエル。
レストランを経営している友人に「タカシたちのお米を紹介する」と言ってくれました。
長谷のお米が一部カナダ人の間でブレイクするかも!?
何もないところから、言葉も分からぬ国への移住。
そのチャレンジスピリットには本当に脱帽です。
彼の夢が少しずつ形になっていくことを願っています。
今日の一句
日本を 発つ日の枝垂桜かな
にっぽんを たつひのしだれざくらかな
季語:枝垂桜(春)
ひと雨来る手前、いっしょに鑑賞できた川沿いの満開の桜。
彼の滞在中の想い出がよみがえりました。