「棚田さん」結婚!
色んな方から「お前ら、よう思い切って結婚したなぁ」と言われましたが、そんな私たちからみても、今年7月のNPO法人「棚田Lover’s」代表・永菅さん(通称「棚田さん」)結婚のニュースは衝撃的でした。
棚田さんは私と同い年。「失われつつある、美しい棚田を未来につなげたい」という想いで2007年に現NPOを立ち上げられ、今では会員約120名を数える組織になっています。
新婦の真美さんとも農業勉強会などでたびたびご一緒し、具体的な話はもっと先になりそうだと聞いていたので、結婚の報を聞いたときは本当にビックリ。
去る11月23日、お二人の結婚パーティーにご招待いただき、妻と出席してきました。
手作りのあたたかい結婚パーティー
会場は、市川町の「天然 かさがた温泉 せせらぎの湯」内の広間。
これまでパーティー等に用いられたことはない空間で、会場の装飾から受付、食事のメニュー作り、お土産の手配まで、ご夫婦と「せせらぎの湯」スタッフで一から準備されたそうです。三ノ宮、姫路方面へのシャトルバスまであり、大変なご準備をされたことが伝わってきました。
さすが棚田さんのパーティーというだけあって、スケジュールの中に、しっかり「棚田見学」のコーナーも。
「靴が汚れると困る方は、田んぼ端のアスファルト上を歩いてください」とのことでしたが、一体どんな格好で参加すればよかったのか、いまだに謎です。
今日の一句
果てのなき 夢を宿して 冬棚田
はてのなき ゆめをやどして ふゆたなだ
季語:冬棚田(冬田)
棚田さんをご存知の方はニュアンスが伝わるかと思いますが、どう言ったらよいか超「マイペース」な人です。
参加者50人がひとことずつコメントするコーナーがあったのですが、一生に一度のお祝いの場なのに、
「永菅くんは人の話を聴かない」
「スケジュール詰め込みすぎ」
「一人で突っ走りすぎる」
「まずは農業をしっかりやらんといかん」
と、こちらがヒヤヒヤするぐらいの厳しい言葉のオンパレード。
しかし、よくよく聴いてみると、その言葉の裏には深い愛情が感じられ、ここに集った人全員が棚田さんを心から応援しているのだと思いました。勿論、私たち夫婦もその一員です。
NPO法人の生命線ともいえる「助けられ力」に生来恵まれている棚田さん。そこに冷静沈着で包容力あふれる”姉さん女房”の力も加わるのですから、これは強力です。
たくさんの人の想いを承けて、伴侶とともに、愛する棚田と向き合う「棚田さん」第二章が始まりました。
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