政府による自粛要請期間のさなか。
足元を見つめ直す時間になっています。
スポーツ界にも波及するコロナウイルスショック
世界中で新型コロナウイルスの影響が広がっています。
その余波は、わたしの関心領域であるテニス界にも・・・
グランドスラムに次ぐ格付けのマスターズ(ATP1000シリーズ)の中でも、ほぼ全ての選手が照準を合わせる屈指の大会「BNPパリバ・オープン」。
同大会が行われるのは、感染拡大を受けて非常事態宣言を発表しているカリフォルニア州のインディアンウェルズ。
主催者判断で、無観客試合ではなく「中止(延期)」の決定がなされました(3/8現在)
トーナメントディレクターの元選手トミー・ハース(バックハンドの名手!)によれば「今後さまざまなオプションを検討する予定」とのことですが。。
テニスツアーは直近1年間の獲得ポイントでランキングを決定するシステム。昨年優勝したティームはじめ選手のポイントディフェンドはどうするのか・・・
全仏などクレーシーズンへの影響も懸念されます。
・・・まずは自分のことを心配すべきという声が聞こえてきそうなので、これぐらいにしておきます。
原点回帰。山口家の「くらしとしごと」
ひと足早く、経済への影響が健在化している中国。
感染症の影響を強く受ける業種においては、資金ショートのラインが「3ヶ月」という報道も。
事態が長引けば、日本の企業においてもほんとうに取り返しのつかない事態になりかねません。
「人が集う」「人が交流する」ということがこれだけのリスクにもなり得るなんて、ほんとうに思ってもみなかったことです。
前回の記事でお知らせしたとおりコワーキングスペースkajiyanoはいったんクローズ。
本業の広告業も当然影響を受けており、周年事業の延期に伴う制作中止やイベントの中止、打ち合わせの延期などの影響が出て、急に時間ができました。
「それなら・・・」
デスクワークでは、管理しているウェブサイトの裏側の改良、ファイルの整理やバックアップ、つんどく状態だった参考書籍のチェック。
外に出ては、水を張った田んぼで4〜5時間の雑草取りや畦の水漏れ補修。
夜は、母屋の片付けや使い捨て布づくり、俳句の研究。
日頃気になりつつ、なかなか手が回らなかったことに取り組む時間になっています。
振り返ると、年々やることが増えて目の前のハードルを越えることに意識が向き、大事にしたかったはずの「くらし」がおそろかになっていたようにも思います。
当初の理想イメージや原点と現状を照らし合わせながら、今後の自分たちなりの「働き方改革」や「くらしの充実」への道筋を、いま考えているところです。
今日の一句
畳ひとつ隔てし妻と初音かな
たたみひとつ へだてしつまと はつねかな
季語:初音(春)
「あ、今鳴いたな!」「うん、今年はじめてやな」
今年は、畳の上で、ウグイスの登場に気づくことができました。