貯水池のいつしか満ちて蝉時雨


梅雨が明けたと思ったら、こんどは、容赦なき猛暑。

自然にさからわず涼を得られないものかと思っていたら、近くに良い場所がありました。


2016年度は、無農薬有機稲作にチャレンジ!

日ごろ何かとお世話になっている、米づくりの師である村の大先輩。

保田茂先生による神河町有機農業研修に感銘を受けて以来、肥料や農薬の使い方を見直し、有機野菜づくりに取り組んでおられる方です。

「米づくりも、有機ででけたらえぇんやけどな」

そんな想いを持ちつつも、有機稲作は田んぼの保水や雑草の管理で非常に難しい面が多々あります。

やむなく今年度は見送ったという経緯がありましたが、「来年こそは!」ということで、都市部からカクレ畑へ移住して米づくりをされている方と3人で、満を持して有機稲作にチャレンジすることとなりました。


長谷の穴場!天然のクーラーを味わえる場所

作業のファーストステップは、土づくりのために田んぼに蒔く、ぼかし肥料づくり

(以前の記事でご説明したとおり、配分はここでは非公開です)

米づくりに使用するの場合、畑とは面積が比べ物にならないほど大きいので、必要なぼかしも大量です。

「午前中いっぱいでやりきろか」ということで朝9時に集合したのですが、よりにもよって、太陽が燦々と照りつける酷暑。

「これはバテてまうなぁ。長谷でいちばん涼しいとこ行こか」

というリーダーに連れられて着いた先は、長谷ダム入り口そばに通っている「水ノ谷トンネル」の脇でした。

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平地より標高が高いことにくわえ、うまく木陰になっていて、驚くほど涼しい場所でした。

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予想よりも作業に時間がかかり半日仕事になりましたが、自然のクーラーは快適そのもの。

出穂を前に、来期の収穫を見据えた準備がはじまりました。

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P.S.

この時はまだ、同日わが身に起こる悲劇を知る由もありませんでした・・・。

(次回へ続く?)


今日の一句

貯水池の いつしか満ちて 蝉時雨

ちょすいちの いつしかみちて せみしぐれ

季語:蝉時雨(夏)

長谷ダムの動力源として、一定の水量が保たれている貯水池。

さまざまな蝉が一定のリズムで鳴く中で、岸壁に囲まれた碧い水面は、自然のような自然でないような、不思議な美しさをたえていました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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