蝉殻の眼に光残りけり


生気満ちる夏。

あちらこちらで、新たな生命が生まれています。


蝉の羽化に遭遇!

 

非常に蒸し暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

「更新が遅れているのに何を悠長な・・・」

という声が聞こえてきそうですが、わたしのキャパシティーをご想像の上どうかご容赦ください。


kajiyanoで過ごすはじめての夏。

それが、よりにもよってこの”スーパー猛暑”

エアコン設置を見送ったことを後悔しながら、扇風機を回して仕事しています。

 

ある夜のこと。

蝉や鳥の鳴き声を間近に聴きながらパソコンをカタカタしていると、外から悲鳴にも似た妻の声が聞こえてきました。

「貴士くん、見て!!!」

出てみると、kajiyanoの漆喰の壁にしがみついて脱皮しようとする蝉の姿。

 

「ビール飲みながら観察せーへん?」

妻の笑顔の誘いを断りきれず、夏休みの自然観察が急遽始まりました。

時間にして、約1時間強。(羽が茶色になるまでは見られませんでした)

成虫はあんなにも素早く動くのに、脱皮のさまはまさにスローモーション。

少しずつ、着実に変態していく様子を見ていると、ほんとうに生命の誕生は神秘だと感じました。

田舎の子どもが当たり前に経験していることを、周回遅れでわたしは今経験しているのかもしれません。

ちなみに次回が300本目の記事です。


今日の一句

 

蝉殻の 眼に 光残りけり

せみがらの まなこに ひかりのこりけり

季語:蝉の殻(夏)

いよいよ蝉が脱皮を迎える夜。

まるで意思があるかのように、変態を支える抜け殻はまんまるな眼に光を宿していました。


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