春光や土を起こせば鳥の鳴く


生き物がいっせいに活動を始める季節。

土の中ではひと足早く春が動き出していました。


畑しごと、再開。

少し薄着で外に出られるくらいの気温となり、好天に恵まれた日。

「よーい、どん」

と言わんばかりに、村の人びとがさかんに動き出しました。


冬場にも畑や山仕事に精を出す方もいましたが、わたしたちは冬の寒さで参ってしまい、田んぼの手入れや道路沿いや玄関まわりの掃除など外仕事は最低限のことしかできていませんでした。

特に気になっていたのが、畑の作業。

「天気の良いうちに、やってしまおう!」とさっそく取り掛かりました。


自然のたくましさ。

ブログではご紹介していませんでしたが、11月に畑で玉ねぎの植え付けをした際に大事件が起こりました。

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なんと、玉ねぎの苗先がすべて食べられたのです!(おまけに大根の葉も)

その犯人は、鹿。

山が痩せ、鹿の食べ物が減っているため山里へ頻繁に下りてきているそうです。

(逆に鹿が食べないミツマタが群生するようになり、それはそれで土砂崩れ防止の役割を果たしているのだとか)

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右から左に足跡がついているのが分かりますか?

畑を貸してくださっている先輩の玉ねぎ苗も、全滅。

とはいえ根こそぎやられている訳ではないので、そのまま様子を見ることにしました。


その後の経過がこちら↓

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雑草まじりで見づらいですが、何とか成長しているようです。

雑草を手入れして、畝を整えました。

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根が無事なら、ちゃんと玉ねぎとして育つのか。

実験の結果をまたご報告したいと思います。


ちなみにこの畑はもともと田んぼだったところで、だからなのか生息している雑草はイネ科のものが多いようです。

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スズメノテッポウ(住友化学園芸HPより転載)
suzumenokatabira
スズメノカタビラ
mehisiba
メヒシバ
エノコログサ
メヒシバの幼植物

しっかりと長い根を張っている草も多く、土の中ではすでに春が始まっていたのだと実感しました。

長い冬のあいだになまった勘を取り戻しながら、少しずつ外仕事に取り組んでいこうと思います。


今日の一句

春光や 土を起こせば 鳥の鳴く

しゅんこうや つちをおこせば とりのなく

季語:春光(春)

土の中には、鳥の餌がたくさん隠れています。

鍬を入れ始めると、「待ってました」と言わんばかりに鳥の声がひときわ賑やかになりました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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