つばくろの下見をすなり白き跡


ツバメの姿が見られる季節になりました。

巣を構える場所を懸命に探す姿に、しずかな感動を覚えます。


お騒がせもの?幸せをはこぶ鳥?

ここ1週間ほど、敷地内でツバメを見かける機会が増えました。

朝、起き抜けに「ドン!」と大きな音がして、様子を見に行くと窓ガラスに生々しい跡。

「もしや・・・」と思って観察していると、案の定ツバメが突進してきました。

また先日も、道路ぎわのガレージで隣保長と話していたら、すべりこむように入ってきては慌ただしく出ていくツバメの姿。しばらくするとまた同じように入ってきて、わたしたちがいる間だけで3回もあらわれました。

(一方で、庭のほうでも別のツバメがすいすいと飛び回っていました。いったい何羽いるのでしょう)


人間が暮らしているとカラスやヘビなどの天敵が寄ってこないため民家に巣作りをするそうですが、鳥から見て、わたしたちの家もようやく「人が暮らしている感じがする家」になってきたのかもしれません。

特に商家では縁起の良い兆候だといわれているようなので、糞の掃除のことは考えず、ウエルカムな気持ちで迎えようと思います。

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子育てにむかう姿勢

ツバメの夫婦は、協働スタイルです。巣を構えてからは、段階によって、相手を気遣ってサポートするそうです。(ついでに一夫一婦制なのだとか)

 ” ツバメは巣作りから、雛の巣立ちまで雌雄共同して行います。抱卵はおもに雌が行います。しかし、雌が餌とりや水飲みに出かける時だけ雄が代わって卵を抱きます。雌が抱卵中は、雄は巣の近くで外敵から巣や卵を見張って警戒しています。(本若博次「ツバメの観察事典」) ※八王子・日野カワセミ会様のHPを参照しました。

どんな場所で子どもを産み育てるのが、子供にとって幸せなのか考え、夫婦で実行する。

ツバメほど縦横無尽に探し回ることは出来ませんが、その真剣さは見習わなければいけないなと思うのです。

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今日の一句

つばくろの 下見をすなり 白き跡

つばくろの したみをすなり しろきあと

季語:つばくろ=燕(春)

巣づくりに適した場所を探して、あちこち飛び回る燕たち。

その下見の証とも言わんばかりに、しっかりと白い糞を残していきます。

我が家は、ツバメのお眼鏡にかなうのでしょうか。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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