生まれくる世は選び得ず蕗の薹

いよいよ、春。

野草を愛する妻が、フキノトウを嬉しそうに摘んでいます。


春の恵み

あたたかくなり、色んな雑草が芽を出してきました。(また草取りが忙しくなりそうです・・・)

同じく姿をあらわしてきたのが、ハコベ(ハコベラ)、タラの芽、ウド、セリなど、わたしたちの目と舌を楽しませてくれる春の山菜です。

代表格はフキノトウ

野草フリークの妻が語るところによると、花が完全に開いてからではなく、「さぁ、今から」と花咲く寸前がいちばん摘みごろだそうです。

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フキノトウの天ぷらを肴に盃をかたむけながら、春の野草談義。

若いエネルギーをたっぷりといただく

果物や野菜など、じゅうぶんに育ってから収穫するものの美味しさはもちろんありますが、春の野草は「若さ」の象徴。

生命のエネルギーがぎゅっと詰まっています。

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冬枯れの中、芽を出してきました。

ただ一方では、「いよいよこれから」というタイミングで”芽を摘む”ことの後ろめたさも。

「次に生まれてくるならこんな場所が良いな」と思いながら冬の間じっと土の中で過ごしていたフキノトウのことを想うと、色んな気持ちがこみあげてくる・・・

そんなことを話しているうちに、酔いも回ってきたのか妻はうっすらと涙を浮かべていました。


今日の一句

生まれくる 世は選び得ず 蕗の薹

うまれくる よはえらびえず ふきのとう

季語:蕗の薹(春)

生まれた時代や環境のせいにせず、力強く生まれてくるフキノトウ。

そのたくましさに頭が下がる思いです。

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