農地を持つありがたみを感じながら。
さんきら農園(仮)、始動しました。
救世主、現る。
町から借り受けることになった農地。
しばらく使われていなかったため、びっしりと太い雑草がはびこっていました。
どう活用するにも、まずは草刈りと耕うんが必要な状態。
しかし、草刈りはできても、わたしたちはトラクターを持っていません。
「さすがに手作業はきついな・・・」
と頭を抱えていたところ、思いがけぬ救世主が登場!
農機を所有している消防団の同僚が鋤きこんでくれることになったのです。
高校時代から田植え機も扱っているという猛者。
頼もしい仲間のおかげで、本当に助かりました。
ようやく作物を植えられるようになったので、保管していたこんにゃく芋のほかバジル、モロヘイヤなどを植え付け。
立地の影響か、さらりと水はけの良い土だったのは嬉しい誤算でした。
みんなでつくる野菜。
約7畝(約700㎡)ほどの農地。
田んぼならまだしも、畑として自分たちだけで使い切るのはなかなか大変です。
そこで地域のにぎわいづくりも兼ねて、
「農地は持っていないけど、ちょっとやってみたい」
という周辺地域の人に区画単位で貸し出すことにしました。
姫路に出た際に30代の知人数名にヒアリングしてみたところ、
「どれぐらい通えるか分からない」
「一人だと続けられるか心配」
といった声がある一方で、
「何人かで一緒に借りて、行ける人で行く形なら負担も少ないし楽しそう」
と潜在的なニーズも見えてきました。
近隣には、飲食や浴場のみの使用も可能なホテルモンテローザのほか温水プールやジムもある好ロケーション。
農園で汗を流して生ビールを飲み、お風呂でさっぱりして地元に帰る―。
そんな、心身のリフレッシュ体験を提供できたらと考えています。
いまはまだ、ただの農地。
少しずつ手を入れて、ワクワク楽しい農園に育てていけたらと思います。
今日の一句
川越しに 名を呼ばれたる 夏の夕
かわごしに なをよばれたる なつのゆう
季語:夏の夕(夏)
なかなかに暮れかねる夕暮れどき。
轟くような川音に交じって、妻の呼ぶ声が聞こえてきました。