ようやく梅雨らしい気候になってきました。
kajiyanoのデスクに座りながら、最近のエピソードをひとつふたつ。
梅雨時のデスクワーク、ときどき回想。
農繁期がひと段落して、事務所にこもる日々です。
このブログでは紹介していませんでしたが、今年度より母校・姫路高校のプロモーションに携わることになり、オープンキャンパスや塾説明会等で使用される学校案内2017年版を制作させていただきました。
初回ヒアリングは昨年の秋。校長先生はじめ先生方から最新事情を伺うとともに、膨大な資料と格闘しながら姫高のDNAや目指す姿を探っていく作業。
海外修学旅行、無人購買部、土足の伝統などなど「変わってないなぁ」もありつつ、在校時からの変化に驚かされる部分が少なくありませんでした。
特に、次期学習指導要領でもキーとなる「探求」活動を西播エリアでいち早く採り入れた「探求科学コース」は今の姫高のフラッグシップだと思います。(今回のパンフレットでも大きく取り上げています)
部数は限られていますが手元に冊子がありますので、OB・OGの方や将来的に進学を考えているお子様の保護者の方など「ぜひ欲しい!」という方はご連絡をください。
プロジェクトに携わらせていただくきっかけとなったのは、神河町に来てからテニスを再開したこと。
そこで姫高の現職教員の方と出会い、ブログを読んでいただいたことから生徒会企画「DREAM WORKER」で講演させていただくことになり、学校案内を作らせていただくことになり・・・
と振り返れば自然な流れともいえるのですが、実際にパンフレットがお目見えすると
「これを自分が作らせてもらうことになるとは・・・」
と、信じられないような気持ちにもなります。
日々を形づくるのは、ほんとうに人との縁だと感じます。
テニスがらみでもう一つご縁が。
久しぶりに「はにおか運動公園」での練習に参加した日のこと。
カンカン照りの日射しの中、いちばん手前のコートで尋常でない球威のラリーが交わされていました。
コートの奥には、真っ黒に焼けた肌にサングラスが光るシニアの男性。
その流れるような片手バックハンドのフォームには、どこか見覚えが・・。
さらに何歩か近づき、タイミングを見ておそるおそる声を掛けました。
「もしかして・・・、コーチですか?」
首を伸ばし、こちらをじーっと見る男性。
次の瞬間、コワモテに見えた表情が一気にゆるみました。
「おう!貴士やないか!こっちおるって聞いとったわ。なんや、テニス続けとったんかいな」
そう、男性の正体はジュニア時代に姫路で指導していただいたコーチだったのです!
近況を伺うと、今も姫路でテニスを教えつつ実家のある市川町で暮らしていて時々「はにおか」にも来ているとのこと。
「いやぁ、偶然ですね。またここでお会いできるかもしれませんね」
思いがけない再会。
ノスタルジーに浸りながら、がっちりと握手を交わしました。
後日。
何かと用事が重なり、ひと月ほどぶりに練習へ。
すると、コートから聴こえてくる豪快な打球音・・・
そうです。
またコーチとばったり出会ったのでした。
(コーチもひと月ぶりぐらいだったそう)
テニスの神様がいるのでしょうか?
神河へ来たことで、ふるさと姫路と繋がっていくという不思議な体験をしています。
今日の一句
玉葱の竿 やや撓る 雨上がり
たまねぎのさお ややしなる あめあがり
季語:玉葱(夏)
丸々と元気に育った玉葱を、軒下の竿に干しています。(吊るすことで、茎の栄養が球に行き渡り味が良くなるのだそうです)
気まぐれな雨が上がると、水分を含んだ玉葱がひときわ重たく見えました。