田舎の生活と切っても切り離せない存在、カメムシ。
今年は明らかに多い気が・・・。
当たり年?カメムシが大量発生中
「慣れ」とは恐ろしいものです。
当初はあんなにもストレスに感じていたのに、カメムシの存在は今やすっかり「空気」の一部。
もちろんあの臭いは不快ですが、家の中で見つけても、ましてや家の外で見つけたら「見て見ぬふり」。
生活導線上に現れた場合のみ、踏みつける事故を防ぐためにガムテープでピッと捕獲する程度です。
今思えばカメムシが少なかった昨年は、特にそうでした。
ところが!
今年は明らかにカメムシと遭遇する確率が高いのです。
いちばん厄介なのは、洗濯物に紛れこむパターン。
天日があたる場所に干す以上、接触を避けることはできません。
山口夫婦の研究により、徐々に彼らの嗜好が分かってきました。
カメムシの好むもの。(枕草子風)
あたたかい場所。
縁側や日向
湿気が少ない場所。
木材の隙間も好き。おそらく吸湿効果
やわらかい繊維。
肌触りの良いタオルなど
お気づきになりましたでしょうか。
そうです。
人間と気が合うのです!
あの臭いさえなければ、案外仲良くできるのかもしれません。
洗濯カゴから取り出したタオルから、まずはパラリ。
今治タオルのような高級タオルは特に注意が必要かもしれません。
靴下の中からこんにちは。
すべて慎重に裏返します。何も出てこなければ「ラッキー!」
そして・・・、長袖シャツの袖の中に大集合。
黒っぽいシャツは気づかず触ってしまう危険性があり注意が必要です。
どうもわたしと服(素材)の趣味が合うようで、先日はお気に入りのボーダーTシャツに10匹近く張り付いていました。
作業の後半(洗濯カゴの底)に進むにつれて少なくなる傾向も見られるため
もしかしたら
「衣類に包まれたいが、洗濯カゴの底は湿気がたまるのでイヤ」
という心理ではないかと見ています。
まだまだ研究段階ですが、引き続きていねいに観察して対策を考えていきたいと思います。
カメムシの事となると筆が進むのはなぜでしょうね。
それでは。
今日の一句
亀虫と 縁側分かつ 冬隣
かめむしと えんがわわかつ ふゆどなり
季語:冬隣(秋)
冬の気配ただよう時節、陽のあたる場所は貴重に感じられます。
きっとそれは彼らにとっても同様だろうと思います。