こんなときだからこそ、できること。
山で過ごす時間が増えています。
STAY VILLAGE 〜奥深き竹林整備の世界〜
映画のようなタイトルになってしまいました。
まずは、地元長谷在住の映像クリエイターの卵(?)が作ってくれた動画をご覧ください。
今注目の小型カメラGoPro8で撮影。いつものトラクターもいろんな表情に見えて面白い経験でした。(地面に設置したカメラをトラクターで通り抜けるのは弁償覚悟のヒヤヒヤもの!)
竹林整備のコツとは?
さて、最近のささやかなライフワークが、kajiyanoや自宅の写真にも時々背景に映り込んでいる裏山の竹林整備竹。
気づくとあっという間に成長し、山裾のものは家に向かってお辞儀するように倒れかかってくるので手入れが必要です。
そうとはわかっていても・・山のことはついつい後回しになりがち。
お恥ずかしながら、裏山の景色は見て見ぬふりをしているのが実態です。
そこに、今回のコロナウイルス 。
新規案件も少しずつ入ってきていますが、継続案件はすべてリモート会議に。
大学OB会の県総会が控えていましたがそれも中止。
消防団活動は縮小し、操法大会も中止。夜間の練習と会議(?)も中止。
思っていたよりも時間ができました。
というわけで、今年は山の手入れにも着手することに。
余裕のある日は、午前中に重要な連絡を済ませてから山へGO。
細い竹、しなった竹から、切る。伐る。斬る。
竹専用のノコギリで、ただひたすらに・・・。
ある程度作業して、気づきました。
「足場、ぐちゃぐちゃやん・・・」
竹の全長は数m。
1本ずつにもれなく細い枝と笹の葉がついてきます。2、3本が斜めに重なるだけでも、顔に当たったり足場が見えづらくなったりとなかなかのストレス!
結論は、「急がば回れ」。
2本以上の竹をストッパーにして収納場所?を作り、1本切ったら、そこにしまう。
次の1本を切ったら、同じ向きに(ここもポイント)しまう。
こうして進めることで、視界と足場を確保しながら竹を間引いていくことができることを知りました。
あとで調べたら、どうやら竹林オーナーのあいだでは常識のようでネット上にも情報がありました。
竹林整備の醍醐味は、、
・竹を切り倒した瞬間の、パァっと空が明るく開ける感覚。
・雑然とした足場から、原因になっている根元を引っ張りあげてごっそり笹の葉がついてきたとき。
仕事に置き換えると、みんなが辟易するような「ややこしい」問題に直面し、少しずつそれを解きほぐしていくときの快感と重なるような気がします。
「ひとつずつ片付けることが大事」
竹林作業の失敗から得た教訓です。
今日の一句
山石に降り積もりて重き竹落葉
やまいしにふりつもりておもきたけおちば
季語:竹落葉(初夏)
この季節になると竹の新葉が育ちはじめ、入れ替わるように、古葉が落ちます。
ゴロゴロとした山石に降り積もる竹の落ち葉が、やがては土になり、植物が根を張る養分になる。
長い年月のサイクルを思うと、「いま」は点でしかないと気付かされます。