伊勢遥か講に添えたる蜜柑かな

1月11日。 隣保の新年最初の集いである「伊勢講」が行われました。 伊勢講とは 「次は年明けの伊勢講の集まりですね」 大歳神社での年迎えの際にそんな会話を交わしていましたが、そもそも伊勢講とは何なのか...

暁天に雪掻く音の響きけり

元日から実家へ帰省していましたが、3日に長谷に戻ると、駐車場に車を停められないほどの積雪。4日の午前中から団体のご予約があったので大ピンチです。 夕方から翌早朝にかけて、「雪掻(か)き」と「箕(み)」...

長老の注連綯う口の一文字

迎春に向けて、村人総出で準備が行われました。 口伝の注連縄(しめなわ)づくり 私たちが暮らす大川原地区では、氏神様である大歳神社の注連縄(しめなわ)を隔年で作っています。 区長から作業スケジュールの説...

深々と光纏いて冬の苔

「冬籠り」という美しい言葉がありますが、私たちの移住一年目の冬は、せわしなく家の手入れに追われる日々です。 冬は「支度」のシーズン 草木の手入れや剪定には適期があると言われています。 夏ごろから、石垣...

初雪のおとずれを聴く床の中

初雪! 2日の早朝、長谷では今年はじめての雪が降りました。6日には積雪。 12月生まれながら夏が大好きで冬の寒さが苦手な私は、「いよいよ来たか・・・」と、にわか劇画調に。 実家の姫路では、記事を書いて...

其処此処に知らぬ顔あり夕焚火

「犬塚」の由来 田舎に限りませんが、土地や神社仏閣の「名称」にはルーツがあります。 長谷郵便局の脇を登ったところにある「犬塚」という小さなお堂。その由来は、神河町中村の「播州犬寺」の伝承に紐づいていま...