朽ちてなお卒塔婆の重し墓参

親類縁者が一堂に会するお盆の時期。 先祖のことを間近に感じる数日間です。 長谷のお盆 お盆の長谷は、独特の賑わいがあります。 日ごろ見かけない車が家々に並び、家族団らんの景を思い浮かべます。 旧蘆田家...

顔伏せし先陣の往く虫送り

たいまつを手に、田んぼのまわりを練り歩く「虫送り」。 神河町長谷地区の赤田集落で行われた行事に消防団員として参加しました。 虫送りとは何ぞや? 恥ずかしながら、今回参加するまで「虫送り」というものが何...

注連作る手に刻まれし記憶かな

今では、ホームセンターで当たり前に売られている縄や注連飾り。 むかしは、家々で稲ワラを編んで作っていました。 技術と知恵の継承 12月23日に、村のお正月準備が行われました。 昨年同様、いくつかの班に...

伊勢遥か講に添えたる蜜柑かな

1月11日。 隣保の新年最初の集いである「伊勢講」が行われました。 伊勢講とは 「次は年明けの伊勢講の集まりですね」 大歳神社での年迎えの際にそんな会話を交わしていましたが、そもそも伊勢講とは何なのか...

狂宴の後の静けき村祭

秋祭りのシーズンがやってきました。 春の祭りは「豊作祈願」、秋の祭りは「収穫への感謝」が本来の目的と言われています。 都会で暮らしていた時には今一つピンときませんでしたが、今年はその意味を実感します。...

想い出を色鮮やかに百日草

「ご先祖様が見ている」 頭では分かるというか、そうなのかもなぁとは思っていましたが、 ここ『谷間の家さんきら』こと旧芦田邸で暮らしはじめて 「本当にそうかもしれないなぁ」と思うようになりました。 明治...