泥みたる落穂を拾う一日かな


農業は天気との戦い。

思ったより早く、収穫が終わりました。


稲刈りは天候との勝負!

 

「いったい稲刈りはいつになるのか」

とぼやいたのは前回の記事

当面晴れ間が続くことはなく台風の接近も予報されていたため、少なくとも1週間程度の遅れは覚悟していました。


ところが。

午後から天気が崩れる予報が出ていた金曜日。

 

食卓に座り昼食を食べようとしたそのとき

「ピーッ、ピーッ、ピーッ」

と聞き覚えのある音が聞こえてきました。

何秒かの沈黙のあと、二人で顔を見合わせました。

 

「始まった!?」

 


音の正体はやはり、コンバインの操作音。

「今がチャンス!」

とばかりオペレーターさんが刈り始めてくださったのです。

 

コンバインの刈り取り作業は、機械で刈りにくいところや刈り残った部分を手作業で処理していかねばなりません。

大慌てで農作業着に着替え、鎌を手に田んぼに入りました。


しかし、なにぶん足場がぬかるんで機械の作業がはかどりません。

極端に地面がやわらかく沈んでしまう箇所があるためコンバインの刃の高さを上げざるを得ず、背の低い穂が残ってしまいがちになってしまうのです。

ここ最近天候に恵まれなかったのは事実ですが、いちばんの原因は落水の甘さ

水の出口である「尻水口(しりみなくち。通称シリミズ)」の止水用の板や土を一部残していたのですが、きっちり水を抜くためには遮るものをすべて取っ払うべきだそうです。

先輩は尻水への流れを誘導するために、三角ホーと呼ばれるV字の道具で溝を付けていると教えてくださいました。

 

来年に向けての反省点がまた増えました・・・。

 

気になる収穫の結果は、また次回!


今日の一句

泥みたる 落穂を拾う 一日かな

なずみたる おちぼを拾う ひとひかな

季語:落ち穂(秋)

米のひと粒は血の一滴?

泥んこの田んぼのなか、ひたすらに落ち穂を拾い歩きました。


兵庫県姫路市生まれ。早稲田大学大学院 教育学研究科 修了。専門は江戸の初期俳諧。 総合広告会社(博報堂DYホールディングス)を経て、2014年兵庫県神河町に移住。2015年起業。2020年より株式会社OFFICE KAJIYANO 代表取締役 俳句結社「姫路青門」所属

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