客人の背の照らされて柿紅葉

今年大量の実をつけた甘柿の木が、紅葉してきました。 晩秋になり色づいてくる柿の葉を、「柿紅葉(かきもみじ)」といいます。 かつて中国において、紅葉に詩を書いてせせらぎに流すという風習が存在し、そこから...

狂宴の後の静けき村祭

秋祭りのシーズンがやってきました。 春の祭りは「豊作祈願」、秋の祭りは「収穫への感謝」が本来の目的と言われています。 都会で暮らしていた時には今一つピンときませんでしたが、今年はその意味を実感します。...

間引菜や名をば語らず膳の添え

半月ほど前に、冬野菜の定番・大根を植えました。 前述の有機農業研修で、アブラナ科は競って育つため、ひとつひとつ植えるのではなく5粒ほど一緒に蒔き、芽が出たあと元気なものだけを残して間引くのが良いと聞い...

亀虫の誘い出されし陽の溜まり

「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」という池田澄子さんの有名な句がありますが、何の因果でこの身に生まれてきたのかと日々哲学している生き物のひとつが、カメムシではないでしょうか。 カメムシの種類 カメム...

住まい継ぐ夫婦迎えて柿たわわ

築150年の家屋で暮らしはじめてから、ときどき不思議なことが起こります。 肥料もやらずほったらかしにしていたのにキュウリが大量に生ったり、小鳥が一斉に鳴き出すと、きまって良い出会いや知らせがあったり。...

秋麗や夫婦の夢のまたひとつ

同世代、さらに境遇の近い仲間の活躍は励みになります。 以前、田舎暮らしにおけるプライバシーの記事でも少しだけ紹介しましたが、岡山・美作で活躍中の山本夫婦による期間限定ショップ&カフェ『サンソングランチ...