忘るまじ雲灼く後の十三夜

11月5日夜、「100年に一度」の出来事がありました。そう、「後の十三夜」です。 旧暦における閏月が9月に挿入されることで、「十三夜」が1年のあいだに2度現れるこの現象。大塩平八郎の乱が起こる直後の1...

在りし日を映す楓や陣の跡

「跡地」。この響きがもの寂しく、また興趣をそそられるのは、そこに往来する人々の姿がありありと瞼に映し出されるからではないでしょうか。 江戸初期の趣きを残す「福本藩陣屋跡」 神崎南ICを下りて右手に3分...

山の精気配鎮めて秋黴雨

よりによって、この三連休は雨続きでした。 通り雨ならまだしも、「じとじと」長い雨。お出かけの予定を変更された方も多かったのではないでしょうか。(テレビのお天気キャスターみたいですね) 「霧」?「もや」...

新妻や芙蓉のごとき日々のあり

今年の1月に結婚して約10か月。築150年の古民家で、夫婦初めての冬を迎えようとしています。 文字通り、一からの夫婦暮らし。当初は本当に不安でいっぱいでしたが、村の方々をふくめ応援してくださる方も少し...

穂芒の一糸乱れず揺れにけり

砥峰高原には3つのお祭りがあります。 西日本有数といわれるススキの大高原を維持するために、木を焼き払う3月の「山焼き」。 かがり火と350本もの松明に照らし出される、幻想的な「夜のススキ」を味わう9月...

秋雨を重たく受けしトタン屋根

山間部の長谷では、ぱらぱらと、よく小雨が降ります。 特に今年の夏は大雨が続き、湿気やカビとの戦いに明け暮れましたが、ここ最近は日照りが続くことも多く、畑がちょっと心配になる時もあるぐらいです。ですので...