葉桜を見馴らふころとなりにけり 2018-05-03 (※6/21加筆修正) 四年に一度、100句1組で競う若手俳人の登竜門へ。 井の中の蛙、大海を知りました。 「第五回芝不器男俳句新人賞」への挑戦。 ”俳壇”と”俳人” 俳句に親しみのない方にとっては、「俳壇 … 本文を読む
亀鳴くや潤み初めたる千枚田 2018-04-26 米問屋の仕事が案外忙しいのです。 現在、長谷地区赤田集落のお米を取り扱っています。 地域の資源を橋渡し。 去年の後半あたりから、地域のかたから仕事のご相談を受けることが出てきました。 お話を伺って簡単なアド … 本文を読む
野蒜食ふ齢同じき夫婦かな 2018-04-19 長谷は初夏を思わせる陽気。 毎年の風物詩の中に、ときおり新しい風が吹きます。 ノビルとヤギと町議選。 田んぼの畦や裏山の入り口に、青々と草が茂りはじめました。 田舎で暮らす人間にとっては、毎年のストレスの種 … 本文を読む
雨の夜の光の粒となるさくら 2018-04-12 会計監査、総会、田んぼの春作業。 何かとそわそわする季節です。 慌しき、年度の変わり目。 保田式稲作では、4月のはじめにぼかし肥料を撒いてから全体を薄く耕耘します。 一般的な農法では深く鋤くようですが、保田 … 本文を読む
日本を発つ日の枝垂桜かな 2018-04-05 カナダ人アーティスト・ダニエルが1週間の滞在を終えて帰国。 長谷の魅力を改めて教えてもらった気がします。 異国の人の、ゼロからの出発。 関連する過去記事 極寒のカナダの飴をもらひけり(18/1/22) 長谷 … 本文を読む
古草や移り住む故それなりに 2018-03-29 いったい何が引き寄せるのか。 「移住」の不思議を想います。 ワールドワイドビレッジ、ハセ。 長谷に移住予定のカナダ人アーティストのことは以前に記事で紹介しました。 極寒のカナダの飴をもらひけり(18/1/2 … 本文を読む
朽ちてなお卒塔婆の重し墓参 2016-08-15 親類縁者が一堂に会するお盆の時期。 先祖のことを間近に感じる数日間です。 長谷のお盆 お盆の長谷は、独特の賑わいがあります。 日ごろ見かけない車が家々に並び、家族団らんの景を思い浮かべます。 旧蘆田家にも義両親をはじめ妻 … 本文を読む
畦に立つ妻の見守る田植かな 2015-05-14 今年の苗は、すこぶる元気だそうです。 いよいよ田植えがはじまりました。 苗受け取りとハウス解体 気候の影響か今年は苗の成長が早かったようで、水稲農家への苗配りが、当初の予定より3日前倒し(11日)となりました。 こうした … 本文を読む
永き日やペンを手に待つ播但線 2015-05-07 田舎の電車を待つ時間は、考えごとをしたり、手書きでメモを取ったりするのにもってこいです。 ところで、播但線の中でもひときわ冷遇されている駅がひとつあることを、皆さんはご存知でしょうか。 地域のシンボル・播但線 わたしたち … 本文を読む
庭先の一本桜の咲きて散る 2015-04-13 例年より早く満開をむかえた桜が、少しずつ散り始めています。 わたしが暮らす村では、4月第1週に集落の総会、第2週に隣保の総会が行われました。 「村の住民」であるということ 総会の議題は多岐にわたりますが、今回話題になった … 本文を読む